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Zoomで直撃取材! コロナ禍で変わった働き方part1【それぞれのリモートワークの姿】

こんにちは!  広報・メディア担当の高橋です。

新型コロナウイルスについての緊急事態宣言が新潟を含む39県で解除され、

感染者数は日々減少傾向にありますが、まだまだ予断を許さない状況は続いていますね。

 

今回のこうした事態は私たちの暮らしに本当に大きな影響を与えましたが、

生活の中でも働き方が大きく変わったという方は多いのではないでしょうか。

 

弊社リプロネクストも4月中旬よりリモートワークになり、
始業時間にはオンラインで顔を合わせて進捗や確認事項の共有を行い、あとは各々業務へ。
私個人としては入社間もなくのリモートでしたが、大きな心配はなく進めることができました。

 

 

そんな時に気になったのは
他の業界の皆さんは今、どんな働き方をしているのか。

 

 

お客様との対面が必須なお仕事、各地への出張が中心のお仕事、様々な働き方がある中で今皆さんはどう過ごし、どんな風に働いているのか。とても気になりました。

 

そこで今回は、新潟を中心に活躍されているフリーエディター、フードプロデューサー、フォトグラファーの3名の方に取材にご協力いただき、コロナ禍での働き方や気付き、そして今の思いを伺いました。お一人ずつ紹介していく形で、今回が第一回目となります。

「Zoom」を利用して、いざオンライン取材へ

「Zoom」を利用して同日に3名の皆さんに取材を依頼。前回のオンライン取材での反省や気付きを生かし、録画機能&スクリーンショットなどを活用して取材に挑みました。

 

 

■初のオンライン取材記事はこちら:クラファン挑戦中!食の観光案内所「TABI BAR&CAFÉ」【キャンセルで困っているお店の魅力、伝えますvol.2
■オンライン取材のポイントはこちら:オンライン取材のポイントや注意点を徹底解説!【実際にやってみた】

 

 

今回が対面での取材であれば移動含め1日3名は難しいところですが、オンラインだと実現するのがこの取材スタイルのメリットだと思います。直接お会いする時間ももちろん大切ですが、状況によって使い分けていくことが今後の働き方の中でも重要になってくるのではないでしょうか。

 

コロナ禍でのお仕事について教えてください!

それでは早速、インタビューへ。
第一回目の登場は、フリーエディターとして活躍する松永春香さんです。

 

フリーエディター:松永春香さん

高橋:今日はよろしくお願いします! まずは、松永さんが普段どんなお仕事をされているか教えてください!

 

松永さん:新潟を拠点に約4年前からフリーの編集者兼ライターとして働いています。主な担当媒体は雑誌、フリーペーパー、webメディアです。
フリーになる前はフリーペーパーや雑誌の編集をしていたので、その時の経験から企画・取材、原稿制作、校正までを行っています。

 

高橋:具体的にはどのような媒体に関わっていますか?

 

松永さん:新潟を伝える保存版観光誌「新潟発R」をはじめ、「月刊新潟Komachi」、済生会新潟病院の広報誌「なでしこCheers! (チアーズ)」、子育て応援情報誌「はっぴーママ」やママ向けwebメディア「にいがた、びより」、長岡市の求人メディア「STYRY(スタイリー)」などに参加しています。たまに県外のお仕事をリモートでいただく機会もあります。

 

 

高橋:本当にジャンルが幅広い!  そして媒体も様々なんですねーー! 子育て世代向けの冊子のお話ありましたが、松永さんご自身も小さいお子さんを育てるママさんですよね。

 

松永さん:ちょうどフリーになった年に長男が生まれ、今は3歳と1歳の男の子を育てています。子育てが始まってから、ママ向けメディアのお仕事をいただく機会も増えました。

 

高橋:二人のお子さんを育てながら、フリーで活躍する松永さんご自身の体験が記事にさらなる深みを生んでいるんだなと思います。

後ほど、子育てをしながらの現在の働き方についてもお話聞きたいです。

■新型コロナウイルスの仕事への影響は

高橋:ところで松永さんのお仕事って取材・撮影で「現地に行く」イメージが強いんですが、コロナ前と今、仕事のスタイルは変わりましたか?そしてどんな影響があったかも教えてもらえたら。

 

松永さん:変わりましたね〜……。これまで打ち合わせや取材は基本的に対面。原稿の校正はメールやFAXでいいんですが、やはり取材は顔を合わせてお話を聞き、その方の雰囲気から感じる部分も大切でしたし、特集に合わせた写真を撮るので現地に行くというのが当たり前でした。それができなくなってしまいました。

 

高橋:確かにそうですよね…。会って話を聞くからこそ引き出せるお話などもきっとありますよね。ちなみに、いつ頃から新型コロナウイルスの影響を感じるようになりましたか。

 

松永さん:最初に仕事に影響が出たのは2月下旬に発表された「にいがた酒の陣2020」の中止でした。ちょうど酒の陣を紹介するページを担当していて。2月中旬頃からどうなるのかソワソワしていましたが、中止が発表され急いで差し替えに向けて動き出しました。

 

高橋:そうだったんですね…!酒の陣の中止は、経済面でも新潟に大きな影響を及ぼしましたよね。私もそのニュースには衝撃を受け、いよいよ新潟にも……と思ったきっかけだったと思います。

 

松永さん:その時はイベントの中止が広がりそうだな…と事態を比較的軽く見ていましたが、その後緊急事態宣言の公示もあり、どんどんと仕事にも影響が出るようになりました。

 

■外出制限の中での働き方の変化

高橋:先ほどの話にも通じますが、外出して打ち合わせや取材をすることができない状況の中で、働き方はどのように変わりましたか?

 

松永さん:打ち合わせも取材もオンラインで行うことが増えました。大変な状況ではありますが、今回の件でオンラインでの作業が定着してきていていることは、皆で働き方を見つめ直すいいきっかけになっていると思っています。

私はもともと家で仕事をすることに慣れていますが、こうした流れが全体に定着することでコロナ終息後も柔軟な働き方ができるんじゃないかと期待しています。

例えば打ち合わせはオンラインで行うことで、移動時間の削減ができますし、距離の離れた方とのやりとりがしやすくなるのはいいですよね。

 

 

高橋:そうですね!私も本当にそう思っていて、移動時間を削減できる分、別の仕事に取り掛かることができますし、働く時間を有意義時過ごせる気がします。取材や撮影についてはいかがですか?

 

松永さん:撮影は現地に行かないとできないものなので、直近のものは過去の素材で進められるところは進めています。

打ち合わせはオンライン化されても、やっぱり取材はできる限り直接お会いしてお話を伺いたいので、一日も早く以前のように戻ってほしいと願っています。編集者の仕事は、普段会えない人と会えることが醍醐味でもあるので、取材に行けないことが苦しい部分ではあります。

 

 

高橋:そうですね……。編集者にとって「直接会って話を聞く」って大切なんだなと松永さんの話を聞いて感じています。

 

松永さん:制作に携わるからには、いいものを作りたいという思いがあります。取材や撮影は現地で行うことを大切にして、打ち合わせなどはオンライン、と使い分けていけたら理想だなぁと思っています。

■在宅での子育てと仕事について

高橋:子育てをしながらの在宅ワークについてもお話を聞きたいです!

 

松永さん:フリーランスなのでコロナ以前から、子育てをしながら家で働いていました。打ち合わせや取材に出かけるのは極力夫が休みの日で調整し、どうしても日程が合わない日は近所に住む家族に預ける日もありました。

この4月から二人とも保育園に入園しましたが、緊急事態宣言から登園自粛が始まり、今はまた子どもたちと一緒に仕事をしています。

 

高橋:なるほど!入園直後の登園自粛だったのですね……。

 

松永さん:そうなんです。家事・子育てと仕事を自分の裁量で決められるのはフリーで働くことの魅力だと思っていますが、やはり大変だなと思うことはあります。

 

高橋:一人でもきっと大変なのに、二人のお子さんを見ながらお仕事をするって本当に尊敬します……。どんな一日なのか教えていただけますか。

 

松永さん:子どもたちの寝ている時が作業時間になることが多いですね。例えば14時〜16時のお昼寝の間にグッと集中するとか。2人同時に寝かせることって奇跡に近いんですけどね……(笑)日中に時間を取ることが難しければ朝早く起きたり、子ども達が寝てから仕事に取りかかることもあります。

保育園で預かってもらえることが、いかにありがたいかを今回のコロナで身に染みて感じました。

 

 

■コロナ禍の今、できること

高橋:働き方にも、仕事の内容にも様々な影響が出ている中ですが、今どんな気持ちでお仕事に取り組んでいますか?

 

松永さん:私だけでなく、様々な業界の人がこの厳しい状況の中で働いているので、少しでも皆さんの力になれるように情報を発信していきたいと思っています。

現在制作中の「新潟発R」夏号(7月23日発売)は新型コロナウイルスの影響で例年行っていた佐渡特集が組めなくなってしまったため、内容を変えて特別版を制作中です。本を手にした方が笑顔になるような、元気になれるような企画を作っているのでお楽しみに! 

 

また、先日はオンライン子育て広場の取材も行いました。子どもたちと一緒に参加しながら取材をしたので、リアルなオンラインの魅力が発信できると思います。

 

編集者は華やかな仕事と思われがちですが、実際は皆さんの黒子でしかありません。

新潟の魅力、ママに向けて有益な情報、企業の方が伝えたいことなどを発信するお手伝いができるように、これからも頑張りたいと思います。

 

高橋:こういう状況だからこそ、必要とされる情報を届けたいというその思いが本当に素敵だなと思います。「新潟発R」の特別版も仕上がりをとても楽しみにしています!

 

 

松永さん、取材にご協力いただきありがとうございました!

ポジティブに物事を捉え、そして編集者として今できることに取り組んでいる姿にとてもエネルギーをもらいました

 

次回は、フードプロデューサー覚張雄介さんにお話いただきます。
引き続きご覧ください!