店舗とインターネット集客の大きな違いは、リアル店舗では何を買うか決めていなくても商品を見る「ウィンドウショッピング」ができることです。私もついつい文房具やスマホのガジェットを見ると買ってしまいます…。
インターネットでの買い物は買う商品が決まっていれば、Amazonや楽天、最近ではメルカリで安く購入することができますが、インターネットの価値を安く購入できること、自宅まで届けてくれることだけで考えてしまうと、Amazonや楽天で販売されている商品と勝負することになり薄利多売の商売になってしまいます。
今回は、安さや便利さだけではなく、インターネット上でもウィンドウショッピングとして買い物を楽しむ価値を伝えることができる画像検索の方法について紹介していきます。
インターネット上で売上を伸ばしているZOZOTOWNやメルカリも活用している方法なので、インターネット上で安さではなく価値を伝えていきたい人は是非最後までご覧ください。
ここ数年話題の日本最大のフリマアプリ「メルカリ」は、フリーマーケットをインターネット上で行う価値を提供して普及しました。フリーマーケットは、どんな商品があるかわからないワクワク感があり、ウィンドウショッピングとしての楽しみもあります。
隙間時間があるとでついついメルカリを開いちゃう人も多いですが、掘り出し物を発見できる楽しみを提供しているのが強みです。
では、ウィンドウショッピング的な買い物需要を、自社のビジネスでも取り組むにはどうしたら良いかについて紹介していきます。それは、画像検索を意識して商品を紹介することです。
例えば、住宅会社が実際に建築した家を紹介する際に、外観やリビングの写真などは撮影してホームページに掲載していると思いますが、画像検索からの集客を狙うなら、家具を入れたリビング、趣味がわかるような部屋、家族が会話しているカウンターキッチンなどを掲載すると潜在客に値段だけではない価値が伝わります。
具体的に画像検索で表示される方法をGoogleが公式で発表しているもの3つ+追加情報3つを紹介します。
写真や画像がGoogleの検索結果に表示されるようにするには、画像をウェブサイトに投稿する必要があります。
一言で言うとそもそも、Web上に画像をアップしないと検索しようがないということです。会社のお知らせやブログを書くなら、積極的に画像も掲載することが重要です。
画像の「alt」タグを使用したりキャプションを追加したりするなど、画像の近くに説明を記述します。これにより、Googleが画像の内容を把握し、関連する検索を認識できるようになります。
これは、画像をウェブサイトにアップするときには、何の画像かをGoogleに教えてね。という内容です。
例えば、木の家を強みとする工務店が、リビングの写真を掲載するのであれば「木の家で家を建てる◯◯のリビング」「wood-living」などです。
優れた画像をコンテンツを使用することは、サイトのトラフィックを増やす有効な方法です。
補足をすると、商品の撮影をする際に「ウェブサイトをスマートフォンで閲覧する人が多いから横150px 縦150pxで撮影しよう」と思ったとしてもデータとしては横1000px 縦1000pxの方が表示される可能性が高くなるということです。
純粋に綺麗な画像と荒い画像をどちらを見たいか?ということですね。
ここは基本的な部分ですが、念の為記載しておきます。
画像は高品質で説明を入れてウェブサイトに掲載すれば、多くの方が見てくれるわけではなく、オリジナル画像ということが大前提にあります。
例えば、結婚式の運営会社が、良い写真がないからと言ってネット上のフリー素材で結婚式場の写真をダウンロードして自社のウェブサイトに掲載したところで、全く意味がありません。フリー素材の写真は他社も使用している可能性が高いため、上位表示することは難しいです。
画像検索からの集客を狙うのであれば、オリジナル写真が必要です。もし、どうしても難しい場合にはフリー素材に文字を入れる・明るさサイズを調整するなど、同じ画像がネット上にない状態にすることが大切です。
画像を追加するときには商品の角度を変えて何枚か掲載することが大切です。インターネットショッピングの不安要素としてあげられるのは、服であれば着てみないとわからない、届いてみて合わなかったら嫌だということです。
同じ商品でも、正面/左右/後ろ/上下など多くの角度から撮影して安心感を伝えましょう。
商品画像を載せるだけだと、まだまだ情報が不足しています。実際に商品を使ったイメージを伝えることも画像検索では重要です。
この辺りはZOZOTOWNがものすごく上手く掲載をされていて、商品を購入する人以外でも雑誌の感覚でウェブサイトを閲覧する人も多いです。
インターネット上でのウィンドウショッピングとして画像検索の対策方法を紹介しました。自分が欲しいモノがわかっていればGoogle検索で良いモノ・安いモノを探すことができますが、買うモノが決まっていない人・買い物を楽しみたい層を取り込むにはまだまだ会社・お店で取り組めることができます。
是非、皆さんのビジネスでも挑戦してみてくださいね。