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VRを活用したバーチャル工場見学とは?作り方や企業導入事例まとめ

VRを活用したバーチャル工場見学とは?作り方や企業導入事例まとめ

【最新更新日:2022年4月25日】

密かなブームとなりつつある工場見学ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、工場に足を運ぶことが困難になりました。

 

そこで注目されているのが、VR技術を活用した「バーチャル工場見学(バーチャルツアー)」。
バーチャル工場見学は、どこにいてもオンライン上でリアルな工場見学気分が味わえるコンテンツです。

 

「バーチャル工場見学って導入メリットは何?」
「どんなシーンで活用されているのか知りたい」
「どんな風に作るんだろう?費用は?

 

このような疑問を解決するため、バーチャル工場見学を導入するメリット、事例や作り方をまとめてご紹介いたします。

 

バーチャル工場見学や工場のバーチャルツアーについて詳しく知りたい方はぜひ、参考にしてください。

 

 

1.VRを活用したバーチャル工場見学(バーチャルツアー)とは

バーチャル工場見学とはその名の通り「バーチャル空間で行う工場見学」のことです。

WebブラウザやVRヘッドセットのような機器を使って、実際に工場を訪れなくても、好きな場所や時間に工場見学をしている気分を味わえます。


密を避けて工場見学ができるので、遠方へ足を運ぶことが困難となったコロナ禍で、注目を浴びているコンテンツです。

 

そしてバーチャル工場見学の最大の特徴は「現地の工場見学の代わり」ではなく「バーチャルならではの表現が可能」だということ。

例えば、現地の工場見学では立ち入ることのできない場所や工程、ドローンで撮影したVR映像なども紹介することができるのです。

 

さらに、一度制作したコンテンツは繰り返し利用が可能。工場の魅力を多くの方に何度でも見てもらえるので、企業PRや採用活動に取り入れている企業も増えています。

2.バーチャル工場見学(バーチャルツアー)の5つのメリット

企業がバーチャル工場見学を導入するメリットを5つご紹介します。

  1. 24時間365日アクセスしてもらえる
  2. 感染症のリスクがない
  3. 自由度の高い表現ができる
  4. 人件費等コストの削減
  5. SNS、HP、商談など活用方法も多様

2-1.24時間365日アクセスしてもらえる

VRを活用したバーチャル工場見学は、オンライン上で24時間365日アクセス可能です。場所の制限もなく、ネット環境が整っていればどこからでも工場見学ができます。

 

リアルな工場見学では見学日が決まっていたり、遠方の方は訪れるのが難しい場合もあります。予定が合わずに見学を断念する方もいるでしょう。

 

しかしVRを使ったバーチャル工場見学はこのような心配をすることなく、好きな場所・タイミングで楽しんでもらえます。

2-2.感染症のリスクがない

対面型の工場見学は、一回の見学人数に制限を設けたり、コロナ禍においては密集のリスクを避けるために中止、更なる人数制限のあるところが多いでしょう。

 

オンラインの場合は、どこからでも参加してもらえるので感染症のリスクを回避し、安心して工場見学をしてもらえます。

2-3.自由度の高い表現ができる

VRを使ったバーチャル工場見学は360度自由に視点を動せるので、まるで現地で見学しているような感覚を味わえます。

 

さらに、バーチャル工場見学はオンラインだからこその編集も可能で、ECサイトへのリンク掲載や動画の埋め込み、BGMやナレーションを入れるなど目的やターゲットに合わせて自由度の高い表現ができるのです。

2-4.人件費等コストの削減

現地の工場見学では受付・案内などの人件費に加え、機械の稼働にその都度コストがかかります。

しかしバーチャル工場見学では工場の臨場感はリアルなままに、一度コンテンツを制作すれば何度でも繰り返し利用可能です。

2-5.SNS、HP、商談など活用方法も多様

バーチャル工場見学は、様々な活用方法があります。ホームページに埋め込んでサイト訪問者へPR したり、イベントや展示会で、VRゴーグルを用意して体験をしてもらうこともできます。

 

また、遠方のお客様との商談の際にも、工場の雰囲気をダイレクトに伝えやすく、アピールポイントを伝えるのに役立ちます。目的に応じて、様々な使い方ができるのもバーチャル工場見学の魅力です。

3.バーチャル工場見学(バーチャルツアー)の活用シーン

VRを活用したバーチャル工場見学(バーチャルツアー)の、4つの主な活用シーンをご紹介します。

3-1.営業活動

まずは、オンライン上の営業活動で使われるケースです。

 

バーチャル工場見学は商品が作られている過程や設備の特徴などを、お客様に直観的に伝えることができるツールです。
「非対面営業が主流になったからこそ、自社の良さをアピールできない」と困っていた方も、対面で説明しているように工場内の様子を伝えることができます。

3-2.採用活動

バーチャル工場見学は、採用活動にも役立ちます。就職活動をする上で、勤務地の職場環境は大きな検討材料の一つ。

工場は会社の規模やサービス内容により、働く環境や雰囲気が全く違います。
360度職場の様子を発信することで、求職者に安心感を与え、入社後のミスマッチを減らすことにも繋がります。

3-3.広報活動

バーチャル工場見学は、サービスや商品を知ってもらうための広報活動にも活用できます。

 

ホームページへの埋め込みやSNSでの発信、チラシやパンフレットに二次元バーコードを掲載して見てもらうなど、様々な入り口を用意することもできるので、プロモーションコンテンツとしても汎用性が高いのが特徴です。

3-3.ESG

企業が長期的な成長を目指し、事業活動を展開するESGへの取り組みも効果的に届けられます。

例えば、環境に配慮した生産過程や地域社会への取り組みなどをバーチャル工場見学で発信することで、そこに込められた想いをダイレクトに届けられます。

 

バーチャルコンテンツだからこそ、工場外へ飛び出して生産地のシーンを入れるなどの構成もできるので、短時間で伝わるコンテンツができるでしょう。

4.バーチャル工場見学のおすすめ事例10選

ここからは、VR動画を活用したバーチャル工場見学の事例をまとめて紹介します。
今回ご紹介する動画は全てYouTubeから閲覧可能。スマートフォンで視聴する場合は、YouTubeアプリさえあれば無料で見られます。

  1. アサヒビール【飲料メーカー】
  2. 牛乳石鹸【製造販売メーカー】
  3. 沢井製薬【製薬メーカー】
  4. カゴメ【飲料メーカー】
  5. 萩原工業株式会社【製造販売メーカー】
  6. 東京エールワークス【ビールメーカー】
  7. トーアス株式会社【食品メーカー】
  8. 株式会社トクヤマ【化学工業メーカー】
  9. ウメダニット【ニット工場】
  10. 三郎丸蒸留所【ウイスキーメーカー】

4-1.アサヒビール【飲料メーカー】

日本の大手ビールメーカーである「アサヒビール株式会社」のVR工場見学です。動画は実写とCGを合わせながら、ビールができるまでの製造工程をビール目線で体験することができます。

 

ガイドの案内を聞きながら、ビール作りをあらゆる角度から見学することで、見終わる頃には商品への愛着が増していることでしょう。ビール目線での見学は、バーチャル工場見学ならではの特徴と言えます。

 

▶▶アサヒスーパードライ VR工場見学サイトはこちら

4-2.牛乳石鹸【製造販売メーカー】

続いては、化粧石鹸の製造・販売を行う「牛乳石鹸共進社株式会社」のバーチャル工場見学。動画では日本最大級の石けん工場での職人による石鹸づくりの様子が紹介されています。

 

各工程のシーンでクイズが登場するので、小さいお子様も楽しんで体験できるでしょう。また、機械の中や石鹸が運ばれてくるレーンの上など、普段見ることができない場所も映しています。

 

様々な視点で製造工程を知ることで、商品への理解が深まります。

 

▶▶牛乳石鹸共進社株式会社 公式サイトはこちら

4-3.沢井製薬【製薬メーカー】

ジェネリックの医薬品で有名な沢井製薬のバーチャル工場見学。

 

主人公である勇者になりきり、「ジェネちゃん®」と共に工場内の6つの秘密を解き明かすようなRPG風の動画となっています。

 

VR動画で制作されているので、没入感も満載。ゲームの世界に入り込む体験ができるなんて、子どもたちも楽しく学べそうです。

 

▶︎▶︎沢井製薬プレスリリースページはこちら

4-4.カゴメ【飲料メーカー】

野菜ジュースで知られる「カゴメ株式会社」の工場見学。にんじんジュースがつくられる過程が紹介されていますが、動画は生産者がにんじんを収穫するシーンからはじまります。

 

口に入れるものだからこそ、素材がどのようにつくられているのか、という部分まで見ることができると安心感がありますよね。

 

さらには、随所にクイズを交えることで、動画にメリハリをつける工夫もされています。

 

▶▶カゴメバーチャル工場見学 Webページはこちら

4-5.萩原工業株式会社【製造販売メーカー】

合成樹脂繊維の製造や産業機械の製造・販売等を行う「萩原工業株式会社」。VR工場見学では、ブルーシートができるまでの製造工程が見られます。

 

工場内を映しながら、要所要所でポイントを紹介していますね。次のシーンに移動するときに矢印を表示することで、視点をスムーズに誘導しています。

 

▶▶萩原工業株式会社 公式サイトはこちら

4-6.東京エールワークス【ビールメーカー】

続いては東京都にあるクラフトビールブルワリー「東京エールワークス」の事例です。
弊社リプロネクストが制作を担当しました。こちらは、ビールのサブスクリプション・サービス契約者の特典として、VRゴーグルとセットでお送りしている「バーチャル・ブリュワリーツアー」。

 

約8分30秒の本編は、製造・品質最高責任者のボブ・ストックウェル氏が案内人となり、醸造所でビールができるまでの様子や、タップルームのツアーなどを臨場感たっぷりで楽しく紹介してくれます。

 

上記の動画は告知用で制作した約30秒の動画です。ぜひご覧ください!

 

▶▶東京エールワークス 様 【バーチャル・ブリュワリーツアー制作】

4-7.トーアス株式会社【食品メーカー】

食料品缶詰・清涼飲料水の製造、開発を行う企業「トーアス株式会社」。バーチャル工場見学では、第1工場の食缶ラインの様子を映しています。

 

缶詰の製造工程の流れを360度すべて見渡せる動画。約30秒の動画の中で作業の様子がリアルに伝わる工場見学です。

 

▶▶トーアス株式会社 公式サイトはこちら

4-8.株式会社トクヤマ【化学工業メーカー】

総合化学工業メーカー「株式会社トクヤマ」のVR工場見学動画です。

 

工場の外観を、普段は見られない場所から撮影しているので、スケールの大きさを感じることができます。

 

エリアごとに社員の方が説明をしてくれるので、親しみを持ちながら工場見学ができます。

 

▶▶株式会社トクヤマ 公式サイトはこちら

4-9.ウメダニット×五泉高等学校【ニット工場】

新潟県立五泉高等学校のVRニット工場見学ツアーコンテンツをご紹介します。こちらは弊社(リプロネクスト)が制作をサポートさせていただきました。

 

動画ではニットが作られるまでの工程を地元の高校生がナビゲートしています。

 

五泉の地場産業である「五泉ニット」の制作過程を360度コンテンツで届けることで、地元の方に改めて理解を深めてもらうきっかけや、県外・海外の方に向けてのPRなど、地域の魅力発信にも繋がります。

 

 

▶▶五泉高等学校様 【工場見学VRコンテンツ制作・サポート】

4-10.三郎丸蒸留所【ウイスキーメーカー】

最後に紹介するのは、富山県にあるウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」のバーチャル・ディスティラリーツアーです。

こちらは、カスクオーナー契約者への特典として、スマホ装着型VRゴーグルを使って三郎丸蒸留所の見学気分を味わうことができます。

ビギナーの方から愛好家の方まで幅広い層に楽しんでもらえるよう、ウイスキーができるまでの流れに添いながら、三郎丸蒸留所の特徴や歴史に触れています。

 

▶▶スコッチモルト販売株式会社 様 【バーチャル・ディスティラリーツアー制作】

5.バーチャル工場見学の作り方

バーチャル工場見学を制作する際の流れを紹介します。

  1. ヒアリング
  2. 企画
  3. 撮影
  4. 編集
  5. 納品・公開

5-1.ヒアリング

バーチャル工場見学を検討している理由や目的についてお伺いします。お打ち合わせはオンラインで全国対応をしています。

5-2.企画

ヒアリングの内容からバーチャル工場見学の構成をプランニングします。
目的によってはVR動画ではなく、静止画のウォークスルータイプなど、 イメージを具体的にご提案させていただきます。

5-3.撮影

当日は撮影前に、撮影する場所・順番を確認します。
スムーズに撮影が進むようにスケジュールを組んで撮影を進めます。

5-4.編集

撮影した映像を、制作経験豊富なスタッフが編集いたします。必要に応じて動画や画像、テキストを入れます。

5-5.納品・公開

最後に、納品・公開となります。

納品方法は、ご要望に合わせて最適な方法をご案内いたします。
また、ご希望があれば公開後の配信サポートや、ランディングページの制作もさせていただきます。

6.バーチャル工場見学にかかる費用や納期の目安

バーチャル工場見学の費用は、制作会社やコンテンツの内容・長さによって異なります。

会社によって多少の差はありますが、約3分間のVR動画で40~60万円前後。制作期間は1ヶ月程度です。

動画のクオリティが高いものや、広範囲で撮影を行わなければならない場合は100万円程かかる場合も。
あらかじめ大まかな予算を決めて、見積もりをもらいましょう。

 

また、バーチャル工場見学を導入する前に、コンテンツを制作する目的はあらかじめ決めておくとベストです。

7.工場内をじっくり見せたい場合は静止画バーチャルツアーを

これまで紹介してきたVR動画のバーチャル工場見学以外にも、じっくりと工場内を見せたい場合におすすめなのが静止画タイプのバーチャル工場見学です。弊社では空間を3Dスキャンし、バーチャルツアーの制作を行なっておりますので事例を紹介します。

7-1.国立印刷局【印刷業】

国立印刷局 VR展示室

国立印刷局 VR工場見学

こちらは、私たちが日頃から使用している紙幣を作っている「国立印刷局」のバーチャルツアー。新型コロナウイルスの影響で通常通りに実施できなくなってしまった工場見学をオンラインで発信したいとご相談をいただきました。VR展示室では歴史や豆知識を学べ、工場見学では印刷の様子を知ることができます。

 

 

バーチャルツアー内には動画や写真を随所に使い、幅広い世代の方に楽しんでもらえるコンテンツです。

▶▶“国立印刷局”のオンライン工場見学に行ってみた【お札を学ぶバーチャルツアー】

7-2.難波製作所【製造メーカー】

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こちらも、弊社が制作を担当したバーチャル工場見学ツアーです。

 

「採用向けの工場案内コンテンツを作りたい」「非対面でもお客様に設備・サービスの魅力を伝えたい」ということで、360度工場内を見渡すことができるVRコンテンツを導入いただきました。

 

サービスの特徴や各設備への理解を深めていただくため、バーチャル工場ツアー内には動画を埋め込んでいます。採用/商談で対面での対応が難しい中であっても、全国・海外どこからでもアクセスしてもらえるのはオンラインならではのメリットです。

 

▶︎︎▶︎株式会社難波製作所がDX推進を強化中! オンラインで360度工場見学ができる バーチャルツアーを導入

▶︎︎▶︎株式会社 難波製作所様【バーチャル工場見学ツアー】

8.まとめ

今回の記事では、VR動画を使ったバーチャル工場見学のメリットと導入事例を見てきました。

 

新型コロナウイルスで安易に外出ができない状況で今後の万が一を備え、今できることを形にしておくということを強く思った企業様も多いはずです。

 

また、消費者はその商品の機能だけでなく、誰がどのように生産したものなのかという部分を重視するようになってきました。今後、背景やストーリーを伝える手段の一つとして、バーチャルツアーを検討してみてはいかがでしょうか。

 

リプロネクストでは、VRコンテンツやバーチャル工場見学の制作を行っています。
制作に関するご相談や疑問点などありましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。

Lipronext編集部
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