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XRコンテンツ XR/ARの基礎知識

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  • 2023/01/31
  • 2024/04/11

AR(拡張現実)とVR(仮想現実)は何が違う?ビジネス&エンタメ活用事例も紹介

ニュースからバラエティまで、テレビで取り上げられる機会が増えたARやVR。

ですが「説明してほしい」と言われたら、言葉に詰まってしまう方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、今回はARとVRのそれぞれの特徴と違い、さらにビジネス・エンターテイメントそれぞれのシーンでの活用事例をご紹介します。

この記事を通して、ARやVRが私たちの日常で役立つ技術だということが伝われば嬉しいです。

1.AR(拡張現実)とは

AR(Augmented=拡張、Reality=現実)は日本語で“拡張現実”と訳されます。「現実を拡張する」とは具体的にどんなものかというと、スマートフォンやタブレット、メガネなどを通して見える現実世界の中に仮想世界を重ねて、現実と仮想が一つの映像として見える技術です。
 
ARは、マーカー(画像認識)型、平面認識型、位置情報型があり、いずれかをトリガーとしてコンテンツを起動させることができます。

例えばスマートフォンのカメラを起動させて商品を映すと、値段やスペック、商品を使用した際のイメージ動画が再生されるなど、肉眼だけでは見えないものを表示させることができます。

2.VR(仮想現実)とは

VRヘッドセット装着イメージ

VR(Virtual=仮想、Reality=現実)は日本語で”仮想現実”。ARのように現実を拡張するのではなく、見えるもの全てが仮想世界というのがVRです。
 
自分がその世界に入り込んでいるような体験ができるので、CGで作られた別世界はもちろん、360°カメラで撮影した異国の空間を体験することもできます。

基本的には、VRゴーグル(ヘッドセット、ヘッド・マウント・ディスプレイ)という目元を覆うデバイスを使って仮想世界にアクセスするのがVRです。

3.ARとVRの違い

ARはベースに現実世界があり、その場にいることで周りの世界の見え方が変わります。

対してVRは、現実の世界でどこにいるかは関係ありません。どこにいても、仮想現実の世界の中に入れるという技術なのです。
 
どちらも共通して言えるのは、現実世界をより豊かにするための技術として開発されたこと。
ARもVRもエンターテイメントでの活用だけでなく、ビジネスシーンでも活用の幅が広がっています。

4.ARとVRの活用事例を紹介

エンターテイメント分野とビジネス分野に分けて、ARとVRの活用事例を紹介します。

  • キャラクターと記念撮影/AR
  • 新感覚ARスポーツ「HADO」/AR
  • 家具設置シミュレーション/AR
  • 測量・建設現場を「視える化」/AR
  • VRライブ/VR
  • バーチャルハロウィーン/VR
  • 自宅で蒸留所見学/VR
  • 伝統技術継承・研修の効率化/VR

5.ARの活用事例:エンターテイメント

1.キャラクターと記念撮影/ソフトバンク

キャラクターと記念撮影/ソフトバンク
出典:ソフトバンクホームページ

ソフトバンクはキャラクターと一緒に撮影できるARアプリ「AR SQUARE」をリリース。色んな動きをするキャラクターと一緒に写真や動画を撮ることができます。
 
「大好きなキャラクターと一緒に写真が撮れたら…」という夢を叶えてくれるようなサービスですね。

▶︎▶︎ソフトバンクホームページ 詳細情報はこちら

2.新感覚ARスポーツ「HADO」/meleap

「HADO」は頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着して楽しむARスポーツ。
アニメでしか見たことのなかったようなエナジーボールやシールドを自らの手で発動させ、フィールドを自由に移動し、仲間と連携しながら相手プレイヤーと対戦します。
 
日本発のARスポーツ「HADO」は現在36カ国以上の国々でプレイ可能。世界で210万人以上が体験している次世代のスポーツです。

▶︎▶︎HADO 公式ホームページはこちら

6.ARの活用事例:ビジネス

1.家具設置シミュレーション/IKEA

家具量販店の「IKEA」は、2017年にAR技術を活用した家具設置シミュレーションアプリをリリースしました。
 
家具を買い替える際「思っていた以上に大きくて置けなかった」「細かくサイズを測っていたらとても時間がかかった」などの経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。このアプリで空間をかざすと、実寸大の家具が画面上に現れるのでこうした悩みを解決に導くのです。

 
ユーザーは効率的に買い物ができ、お店側もオンライン上の買い物体験をより良いものにできるという活用事例です。

2.測量・建設現場を「視える化」/ニコン・トリンブル

Trimble SiteVision Rover
コントローラーをかざすことで現実世界に三次元モデルが出現し、建設現場の仕上がりを確認したり、道路の掘削工事前に地下の様子を画面上で見ることができます。
 
建設の場合、複雑な図面を見て仕上がりをイメージすることや、お客様への情報共有が課題でしたが、こうして「視える化」することにより安全安心かつ効率的に作業を進めることができます。

▶︎▶︎高精度屋外ARシステム「Trimble SiteVision」はこちら

7.VRの活用事例:エンターテイメント

1.VRライブ/大原櫻子

2016年にお台場で開催された「めざましライブ」の大原櫻子さんのライブはVRコンテンツとしてYouTubeに公開されています。

 
VRの世界では、普段は体験できない舞台から見るパフォーマンスや、観客の熱量を感じ取ることができ、その場にいるような臨場感を味わうことができます。

 
VRライブはこれまでに国内外様々なアーティストが実施しており、3密を避けられることからコロナ禍でさらに注目が集まっている配信スタイルです。

2.バーチャルハロウィーン/au

VRと合わせて、最近は「メタバース」という言葉がトレンドとして上がってきています。メタバースとはアバターを介して、仮想現実の世界で活動する空間のこと。このメタバースを使ったイベントが最近増えています。

 
日本でハロウィーンといえば、渋谷のスクランブル交差点が有名ですが、その恒例行事をバーチャル空間で実現したのがこのイベント。アーティストのライブパフォーマンスやゲームを楽しめる他、アバターを仮装してコミュニケーションを取ることができます。
 

現実世界だけでなく、メタバースを使ったイベントは今後も増えていきそうですね。

8.VRの活用事例:ビジネス

1.自宅で蒸留所見学/スコッチモルト販売株式会社

ウイスキーのカスクオーナー契約特典として、富山県にある蒸留所「三郎丸蒸留所」の工場見学気分が味わえるVR動画「バーチャル・ディスティラリーツアー」をVRtipsを運営するリプロネクストで制作させていただきました。
 
契約者の方のみに送付されるオリジナルVRゴーグルで360°蒸留所の見学ができます。

完成するウイスキーをただ待つのではなく、できるまでの裏側や作り手の思い伝えることで、到着までの日々をより豊かにしたいという想いが込められています。

▶︎▶︎制作実績:スコッチモルト販売株式会社 様 【バーチャル・ディスティラリーツアー制作】

2.伝統技術継承・研修の効率化/長岡市IoT推進ラボ

今、製造業界では作り手不足・後継者不足といった”人”の課題が多く上がっています。そこで、技術継承の目的でVRを使ったコンテンツが完成しました。
 
言葉だけでは伝わりづらい技術を”疑似体験”で理解を深めてもらう点や、研修や教育の場面で事前にVRでイメージを伝えておくことで、その後の実践をスムーズにするなどのメリットがあります。

▶︎▶︎制作実績:長岡市IoT推進ラボ 様【きさげ技術継承VR動画】

9.まとめ

VRやARで調べてみると、エンターテイメント・ビジネスそれぞれのシーンで日々新しいサービスが展開されています。
 
「VRやARを使ってこんなことはできるだろうか」「このような悩みがあるけどどうしたらいいかわからない」
など抱えている課題がございましたら、ぜひともリプロネクストまでご相談ください。

「VRtips」は株式会社リプロネクストが運営しています。
ビジネスでVRコンテンツや段ボール製VRゴーグルを活用したいという方は、
お気軽にご相談ください。

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