こんにちは!”デザイナー担当M”こと”いしだ”です!
突然ですが、デザイナーのお仕事ってどんなジャンルがあるかご存知ですか?たくさんある中でも・・・
・グラフィックデザイナー
・Webデザイナー
・DTPデザイナー、オペレーター
・イラストレーター
など、デザイナーと言っても幅広いジャンルが存在します。
ポスターや雑誌などの印刷物からWebに関わるサイト内デザインなど幅広くデザイナーというお仕事があります。私もリプロネクストでは様々なジャンルのデザインを担当しています!
さて、今回は「SNSのみ告知用」の画像バナーとは、どんなポイントがあるのか、見せ方は?デザイナーMがどう思って作業しているか、Web広告のコツをまとめました!ぜひ最後までご覧ください!
今回ご依頼いただいたこちらの「STARTUP BREWRY NIIGATA」様よりWeb広告デザインのご依頼をいただきました!
こちらのデザイン完成までの道のりをまとめてみました。
ご依頼の内容としては、Web広告デザイン、チラシやフライヤーといった「印刷されたもの」ではなく、Twitter、Facebookの2つのSNSのみで告知されるWebバナーデザインの依頼でした。
限られた範囲内で伝えたい情報をまとめるには?完成まで工夫したコツ3つをご紹介します!
今回、Twitter・ Facebookのみでの告知用でしたので実際に投稿された時のベストサイズを調べます。
・Twitter → 投稿サイズ 1024 × 576 ピクセル
・Facebook → 投稿サイズ 600 × 335 ピクセル
このようにバラバラですが、今回は1枚の画像で統一できるサイズにしました!
まずは、仮でデザインをはめ、実際に投稿した時のイメージを知り、画像をスクショしておきます。
同じサイズで作っても文字が切れたり窮屈なデザインになっていないかを調整しながら見ていきます。
今回はサイズ統一1000 × 550ピクセルにて制作して、文字が切れない位置に写真や情報を配置し、調整します。
今回のポイント、SNSで拡散される広告だということ。
・目的は何か
・イベントのイメージ(雰囲気)はどんなか
・誰が参加していいのか
SNSで見かけたときに「印象に残るデザイン」と「イベントの魅力」が伝わるように、この3つを画像内で表現しました。
今回、こちらのイベント“STARTUP BREWERY”は、新潟の起業・ベンチャー・ スタートアップを盛り上げるコミュニティです。
“STARTUP BREWERY”という名の通り「カルチャーの醸造」なので少し濃いめの黄色を合わせました。
こちらのイベントは、新潟に縁のある起業家先輩の経験や、失敗談などのトークが聞くことができ、LT(ライトニングトーク)を設けながら参加者との交流することができます。
全体のイメージで、前回の乾杯シーンを入れたくさんの人と交流しているイメージができ、一体感を伝えることができます。
先ほど「誰が参加していいのか」と言っていたのに、文字情報が一切入っていないじゃない!!と思いましたよね。
実はこれ、みやすさの工夫を計算した上でのレイアウトになっています。
画像だと、誰が参加できるかわからないし、細かい詳細が不明かと思いますが、今回のポイントは「SNSで拡散」でしたので
・自由参加
・起業や事業について興味がある人
などといった文字で伝えられる情報は、TwitterやFacebookのテキストをうまく組み合わせて発信するというレイアウトにしました。
情報が重複しないように、重要なポイントは何かを最初に決めておくことで、シンプルに伝わりやすい画像が完成します!
SNSで見かける情報は、表示された人への見やすさ配慮が大事です。
日付や時間などの情報も、散乱しないように1つにまとめておくこともポイントです!
横のデザインは、左上から右下の目線が多くなるので、大事な情報は右下にしています。「目線の誘導」も少し考えながらデザインしました!
実は!!全体を見ると、ビールグラスの向こう側を覗いているような景色になっています。気づいてくれた方いますか??
今、乾杯している人たちを、グラス越しに覗いている!というちょっとした遊び心をいれました!醸造所・・・ビール・・・グラス・・・乾杯と連想できるように全て「ビール尽くし」なんですよね。
“STARTUP BREWERY”の「Y」の文字をグラスに見立て、注がれたビールから泡が溢れている!という演出もちょっとプラスしました!
「カルチャーの醸造」をどこまで表現できるか・・・追求したらこういう仕上がりになりました。
いかがでしたでしょうか?
画像だけみると「少しシンプル」と思いがちですが、SNSのみで使用する画像と聞けばシンプル仕上げも「なるほど!」と思いませんか?
まずは少ない情報から「知るきっかけ」を作ったり、別ページへ案内や、詳細がある場合は、URLへリンクをしてもらうことがメインとなるように「画像の意味」を考えながら制作してみてくださいね!
きっと製作者の意図は伝わります!そして、製作者が「見た人の気持ち」になって制作開始すると、何がポイントか見えてくると思います!是非参考にしてみてくださいね!