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  • 2022/07/26
  • 2024/04/11

採用×VR(バーチャルツアー)とは?導入メリットや最新事例5選

広がりを見せているVRコンテンツ。近年では採用活動に導入する企業も増えています。

オンラインでの採用活動が主流になっているとはいえ、VRコンテンツを導入するイメージはまだ湧きにくいかもしれません。

「採用活動に効果的なVRコンテンツってどのようなもの?」
「実際にVRを活用して採用活動を行っている事例を知りたい」

このような疑問を解決するため当記事では、採用活動におけるVRの導入メリットや最新事例を5つご紹介いたします。

他社より一歩進んだ採用活動を展開したいと考えている方はぜひ、参考にしてください。

1.VR(バーチャルツアー)を活用した採用活動4タイプ

VR 就職活動のイメージ

VRコンテンツを活用すると、例えば次のような採用活動が行えます。

  1. VR会社説明会
  2. VR会社見学(バーチャルツアー)
  3. VR仕事体験(バーチャルインターンシップ)
  4. VRゲーム

1-1.VR会社説明会

会社説明会は企業を知ってもらう機会で、求職者・企業の双方にとって大切なイベントです。しかし遠方の求職者は参加しにくく、密を避けるために人数に制限が設けられることもあります。

一方、VR会社説明会はオンライン上で開催されるため、参加場所を選びません。システムのスペックによっては人数が制限されることもありますが、オフラインの会社説明会のように密を心配する必要もありません。

1-2.VR会社見学(バーチャルツアー)

会社や社員の雰囲気を知りたいという求職者も少なくありません。求職者の要望に応えるべく会社見学を行っている企業もありますが、求職者と日程を合わせる手間、対応する社員を準備する労力がかかります。

そこで効果的なコンテンツがVR会社見学(バーチャルツアー)です。一度作成したコンテンツは24時間365日稼働してくれるので、人件費を割く必要がありません。

また、工場や作業現場を見学するとなると安全面や天候に気を配らなければなりません。その点VRコンテンツであればオンライン上で完結するため、トラブルが発生する可能性はゼロに近いです。

1-3.VR仕事体験(バーチャルインターンシップ)

実際の仕事を体験してもらうため、インターンシップを受け入れている企業もあります。「働いてみたらイメージと違っていた」という認識をズレを防ぐことが目的です。

しかしインターンシップも日程の調整や対応社員の選出といったコストが生じるため、開催するにあたり手間と労力がかかります。

このような問題を解消してくれるコンテンツが、VR仕事体験(バーチャルインターンシップ)です。

営業や接客、清掃などの業務をVR上で体験できるので、臨場感を味わえます。実際のインターンシップでは業務に制限がありますが、バーチャル空間であれば制限なく仕事に取り組めます。不測の事態が発生した時の訓練ができることも、VRならではでしょう。

1-4.VRゲーム

VRゲームと採用にどのような関係があるのか?疑問を持つかもしれません。しかしゲームを通して、企業理念や価値観を伝えたり、求職者が適正な人材であるかどうかを図ることができます。

たとえばフェンリル株式会社では0次選考と題し、VRゲームを活用しています。VRゲームを通して、デザインや技術にこだわるフェンリルの価値観を感じることができます。

またVRゲームを通して会社を知ってもらう機会にもなるので、採用だけでなく知名度の向上も期待できるでしょう。

2.VR(バーチャルツアー)を活用して採用活動を行う4つのメリット

企業側がVRを通して採用活動を行うメリットは4つあります。

  • 場所を問わずに会社の魅力を最大限伝えられる
  • ミスマッチの減少が期待できる
  • ブランディングに活用する
  • 教育教材として活用する

2-1.場所を問わずに会社の魅力を最大限伝えられる

インターネットやSNS、さらにはリモートワークが普及したこともあり、いまや各企業は全国を対象に採用を行っています。しかし、ホームページや動画だけでは企業の雰囲気を100%伝えることはできません。実際に足を運び、働いてみないと分からないことも多いです。

しかしVRコンテンツを活用すれば世界中のどこからでも、その場にいるような没入感と臨場感を与えられます。

そのため、ホームページや動画だけでは伝わりにくい、空気感や雰囲気などといった魅力を遠く離れた人にも最大限伝えることができます。

4-2.ミスマッチの減少が期待できる

採用時のミスマッチは、どうしても起こってしまいがち。原因となりやすいのが“イメージとのギャップ”です。入社前と後では少なからずイメージの違いはあるものでしょう。

「会社や社員の雰囲気はどうなのだろう?」
「普段などのような仕事をしているのだろう?」

このような求職者の疑問を解決するためにもVRは効果的。たとえばVR仕事体験であれば、より実際の仕事に近い体験ができるので、イメージとの違いによるミスマッチを減少できます。

4-3.ブランディングに活用する

求職者に会社の魅力を伝えるために制作した「VR会社見学」をホームページやSNSで発信して、ブランディングに活用できます。

「VR会社見学」は企業を知ってもらうためのものだからこそ、一般の方にも魅力が伝わりやすくなります。VRを通してオフィス環境や仕事に臨む姿勢をを伝えることで企業への理解を深めることができます。

4-4.教育教材として活用する

求職者に仕事を知ってもらうためのコンテンツであれば仕事内容の説明も入っているため、学校に教育教材として提供することも可能です。

教育教材として提供すればCSRの達成だけでなく、企業や工場、仕事そのものに興味を持ってもらうことにも繋がります。そしてVRだからこそ、生徒は飽きずに楽しみながら、学習・体験をすることができます。

5.VR(バーチャルツアー)を活用した採用活動の事例5選

ここからはVRを活用した採用活動の事例を5つご紹介します。
業種によってコンテンツ内容が異なるので、それぞれ参考にしてください。

  1. インターン体験VR【株式会社トモノカイ】
  2. 360°VR園見学【よつば保育園】
  3. 0次先行【フェンリル株式会社】
  4. 採用VRコンテンツ&オリジネルVRゴーグル【警視庁】
  5. バーチャル工場見学【株式会社難波製作所】

5-1.インターン体験VR【株式会社トモノカイ】

家庭教師事業やキャリア教育事業、留学生支援事業など、教育に携わる会社「トモノカイ」では、t-newsという学生向けメディアを運営しており、そのコンテンツの1つとして「インターン体験VR」を制作しているようです。

会社見学や仕事見学のVRは多くの企業が導入していますが、インターン生の1人として、仕事を体験できるコンテンツというのは画期的ですね。

働いている人の雰囲気や、何を大切にしている企業なのかという部分も見えてくる秀逸な企画です。


▶︎▶︎株式会社トモノカイ HPはこちら

5-2.360°VR園見学【よつば保育園】

保育施設の運営や店舗デザイン等を行う「株式会社ストーブカンパニー」が運営する「よつば保育園」の360°VR園見学です。

動画では、施設や子供達が遊ぶ様子を間近で見ることができます。また、保育理念についてもナレーションが入っているので、施設の情報がしっかり伝わってきますね。

動画サイトの概要欄には、採用情報や職員インタビューへのリンクが掲載されているので、気になる情報も合わせて知ることができます。

▶︎▶︎よつば保育園 公式HPはこちら

5-3.0次選考【フェンリル株式会社】

「0次選考」と銘打ち、ゲームに挑戦しながら企業の価値観や技術に触れることのできるコンテンツを制作した「フェンリル株式会社」。エントリーの減少や、採用にかける費用の増大などの理由から、VRを活用した選考をスタートしたそう。

さらに、採用広告に頼らず、ゲームからWebサイトに誘導し完結させるという工夫もしているとのこと。かなり戦略として練り込まれた施策となっていますね。

▶︎▶︎フェンリル株式会社:「0次選考」に関するページはこちら

5-4.採用VRコンテンツ & オリジナルVRゴーグル【警視庁】

警視庁VR 1
警視庁VR 2

VRtipsの運営元・リプロネクストが制作した採用VRコンテンツの事例です。

警視庁様の内定者とそのご家族向けに、実写VRコンテンツ3本(警察学校の施設紹介/警察学校1日体験/警視庁の仕事1日体験)と、体験用VRゴーグルを制作いたしました。

VRゴーグルを使って映像を見ると、実際に先輩から仕事を教わっているような感覚を味わうことができます。

ゴーグルは二パターン制作を担当し、コンテンツは継続して内定者の皆さんに体験をいただいています。第二弾のVRゴーグルはキャラクターを前面に出した新たなデザインで制作しました。VRを活用した職業体験で、実際にどんな仕事をするかが少しでも伝われば幸いです。

5-5.バーチャル工場見学【株式会社難波製作所】

難波製作所様 バーチャルツアーイメージ

精密板金加工メーカーの難波製作所は、採用活動とオンライン商談の両軸で活用できるバーチャルツアーを導入しました。

こちらはオンライン上でWebブラウザでアクセスはもちろん、VRゴーグルを着用して実際の工場見学気分を味わうこともできます。

同社では、合同説明会会場にてバーチャル工場見学ブースを設置し、参加学生にその場で工場見学を疑似体験してもらいました。

難波製作所 バーチャル工場見学1
難波製作所 バーチャル工場見学2

バーチャル工場見学後に説明を聞くという動線ができ、学生には興味のきっかけを作ることができました。

6.まとめ

VR(バーチャルツアー)を導入している企業は「話題性」だけで導入しているわけではなく、採用活動の質をより良いものにするために導入していることが分かります。

5Gの動きもあるため、今後ますますVRの活用が進みそうです。VRを活用して、採用活動の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

VRtipsを運営しているリプロネクストでは、採用活動におけるAR/VRやメタバース活用について企画から開発までサポートしています。「こんなコンテンツは作れるだろうか」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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