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VR×野球の最新事例【室内でも、少人数でも野球を楽しめる】

VR×野球の最新事例【室内でも、少人数でも野球を楽しめる】

スポーツの多様な楽しみ方が増えてきましたが、日本において最も注目が集まるスポーツと言えばまだまだ野球かなと思います。
最近では、「カープ女子」などという言葉も流行ったように女性の野球ファンも増加しており、これまでの「熱血」というイメージだけではない、華やかな雰囲気に変わってきましたね。

 

さて、そんな野球ですが、実はVR技術の導入が進んでいるんです。テレビや球場での観戦以外の多様な楽しみ方がVRによってどんどん生まれています。
今回はその一部をご紹介したいと思います。

 

 

野球を室内でも少人数でも楽しめる

野球といえば大人数で、外で、泥まみれになって行うスポーツというイメージはありませんか。それゆえ、観戦するのもプレーするのもなかなか気軽には行うことができません。
しかし、VRを活用した技術によって室内かつ少人数でも野球を楽しむことができるんです!
それでは、VR×野球の具体的な最新事例を5つご紹介します。

 

1.VRで野球観戦「LiVR」

2019年3月25日からサービスを開始した「LiVR」。大手IT企業ソフトバンクが運営しているスマートフォン向けVRプラットフォームです。
その中に、福岡ソフトバンクホークス公式戦などのVRコンテンツが配信されています。

 

VRの強みは、3D映像で大迫力であることはもちろんですが、自分の意志で映像や視点を切り替えることができるところだと思います。テレビの野球中継では、プレーしている18名の選手が1つの画面に同時に映ることはほぼありません。「フィールドで守備をしている選手がどのように動いているのだろう」「ベンチにいる選手はどんな準備をしているんだろう」と思った時、そういった部分を自分の意志で見ることができるのはVRならではですね。

 

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2.プロの球を体験「VR Real Data Baseball」

プロの投げる球を体験してみたい。そう思ったことはありませんか?

高校野球や社会人野球などのアマチュアでは速いとされる投手でも、135km程度。プロの投げる160km以上の速球を体験する機会なんて、願っても一生体験できない可能性のほうが大きいです。
でも、VRで体験できてしまうんです。プロの投げる速球や、鋭く曲がる変化球をキャッチャーとして捕球したり、打者として打つことにチャレンジ。日本やアメリカの公式試合のデータを基に、速度・回転数・軌道まで忠実に再現されているそうなんです。

 

VRというと「バーチャル」とか「仮想」というイメージがあるかもしれませんが、気軽に”本物”に触れることができることはぜひ知ってもらいたいところです。

 

■公式サイトはちら

3.人気野球ゲーム「パワプロ」がVRで


大人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズでついにVRモードを楽しめるようになりました。
1994年スーパーファミコン用ソフトとして、第1作「実況パワフルプロ野球’94」が発売されて以来、毎年最新のプロ野球選手データ版が発売されています。子どもから大人まで楽しめるゲームなので、みなさんも一度は聞いたことがあるのでは?

ゲームの世界に入り込み、自分自身の体を動かしてゲームをプレーするというのは、新たな野球・ゲームの楽しみ方の一つになりそうですね。こちらは、PlayStation4、PlayStation Vitaで発売され、2018版はPlayStationVRに対応しているシリーズ初のタイトルです。

 

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4.マニアックな体験が可能「甲子園歴史館VR映像コーナー」

出典:阪神甲子園球場

こちらは、野球好きにはたまらないマニアックな体験ができるVRご紹介。阪神甲子園球場に設置されている甲子園歴史館の中に「VR映像コーナー」があるんです。2020年2月現在では、合計7種類の体験VRコンテンツが用意されています。
注目すべきはその内容。例えば、「高校野球入場行進VR」だったり、「プロ野球リリーフカー体験VR」、「プロ野球グラウンド整備カー体感VR」などなど…マニアックな体験ができるんです。

 

試合観戦だけではない、新たな野球の楽しみ方や視点がVRによってまたひとつ確立されましたね。

 

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5.内野守備の練習「VRトレーニング」

最後に紹介するのは、野球の内野守備を練習するVR「VRトレーニング」というサービスです。守備の練習をしようとしても、広く平らな場所や、打球を飛ばしてくれる人など、練習するために必要な条件がいくつかあります。

 

しかし、こちらであれば広い場所も平らな地面も、打球を飛ばす人も必要ないのでどこでも守備の練習が可能に。

 

野球をやっていた筆者としては、足を動かして守ることができないので、こちらのサービスが練習になるかどうかは正直わかりませんが、今後ルームスケールVRやハンドトラッキング技術の向上によってよりリアルに効果の高い練習を行えるようになるかと思います。今後の動きに注目ですね!

 

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まとめ:VRによって野球がもっと身近なものに

いかがだったでしょうか。
VRによって、これまで体験できなかったものが体験できたり、様々な条件がそろわないと野球をプレーできなかったものが手軽にできるようになったりと野球がより身近に感じられそうですね。
スポーツには、勝敗だけでない面白いポイントがたくさんあります。VRによってお気に入りポイントや、自分だけの楽しみ方を実現できると考えるとVR×野球の今後の動きにワクワクしてきますね。