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広報担当は押さえたい動画プロモーションの基礎をすべて紹介【やさしく解説】

広報担当は押さえたい動画プロモーションの基礎をすべて紹介【やさしく解説】

モバイルデバイスや、SNSの普及などにより、動画プロモーションの重要性が以前に増して高まっています。
また、ひと昔前までは動画プロモーションと言えばテレビCMでしたが、いまはあらゆるプラットフォームが存在しておりプロモーション動画を見ない日はないほど。

大手企業だけでなく、スタートアップや中小企業、学生団体でさえ動画プロモーションを行っています。

 

そんな、プロモーション動画が世の中にあふれている時代。いかに自分たちのサービスが消費者の目に印象的に映り、関心を持ってもらえるかがカギとなります。

そこで、今回は、広報担当はぜひ押さえておきたい動画プロモーションの基礎をやさしくご紹介します。

 

動画プロモーションの現状

まずは冒頭でも少しご紹介しましたが、動画プロモーションの現状を把握していきたいと思います。

2018年に大手エンタメ・インターネット広告企業「サイバーエージェント」が実施した調査によると…。

 

サイバーエージェント 動画市場動向調査

・動画広告市場規模が拡大している
・特にスマートフォン動画広告の需要が著しく伸びている
・2020年は2,900億円、2022年には4,187億円に、2024年には4,957億円に達する見込み

 

とのこと。
今後さらに5Gなどの高速移動通信技術の発展により、ユーザーの動画視聴環境は改善が進み、インターネット上における動画コンテンツの流通はさらに拡大していくという予想がされています。

動画プロモーションの基礎

動画編集画面
それでは、動画プロモーションを行う上で必要となる基礎的なポイントについて3つお伝えします。細かなテクニックや施策を考えるよりもまずは、どんな動画プロモーションにも共通していえる基礎を理解し、実践することが大切です。

1.目的を明確にする

まずは、その動画プロモーションを行う目的を明確にすることが大切です。
一口に動画プロモーションと言っても、「企業やサービスの”認知”」や「企業の想い・価値観を伝える」こと、「ブランドイメージの構築」、「問い合わせ数増加」「売上アップ」など、その目的は様々です。

 

自分たちは何のために、動画プロモーションを行うのかということが明確でないとコンセプトや構成を組み立てることは困難ですし、効果のないプロモーションとなってしまうので注意が必要。

 

また、目的だけでなく、ゴールも定めておきましょう。
問い合わせ数を月〇件アップ、視聴回数〇回、FacebookやTwitterなどのアカウントのフォロワー〇名アップ…など、測定・改善が可能なゴールを定めておくと良いです。

2.ターゲットに対し適切な方法で配信する

続いては、ターゲットの設定と、ターゲットに届けるための適切な方法の検討です。
プロモーションは、「誰かに何かの行動を促すこと」です。ここでいう”何か”は先ほどご紹介した「目的」。そして”誰か”は「ターゲット」です。誰かということが定まっていないと、こちらもまたコンセプトや構成を組み立てることができません。誰に届けたいのかというターゲットを絞ることが基礎となります。

 

また、ターゲットを設定してもその人に届かなければ意味がありません。ターゲットとなるような人たちは普段の生活でどのように行動しているのか、普段どんなサイトやプラットフォームに訪れているのか…など、ターゲットを想定して動画制作・配信を行っていくことが大切です。

 

3.効果を測定し、改善する

動画プロモーションは配信したら終わりというわけにはいきません。きちんと効果測定し改善していくことでより効果的にプロモーションを行っていくことができます。

 

インターネットでの広報の優れている点は、効果を定量的に測定できるという点。
・ターゲットにコンテンツが見てもらえているか
・コンテンツを視聴した人が最後まで見てくれているか
・コンテンツを視聴した人が問い合わせなど次の行動を起こしているか…

などを日々注意深く見つつ、何か改善の余地を見つけたら随時改善していくことが大切です。

動画の種類と特徴

続いて、動画の種類と特徴について整理していきたいと思います。動画も様々なつくりかたや種類があるので、ぜひどんなものがあるか押さえておくと良いと思います。

1.実写動画

■ドラマ風動画

ストーリー仕立ての動画にすることで、具体的にありありとイメージすることができるというのがドラマ風動画の特徴です。比較的長い尺の動画になってしまうため、最後まで閲覧してもらえるような最初のインパクトが大切になってきます。

 

■音を際立たせた動画

こちらは鎌倉市のプロモーション動画。映像を暗めに加工し、音に注意を引く工夫がなされています。何気ない日常の鎌倉の姿を届けていますね。

 

■実写×プロジェクションマッピング

実写映像とプロジェクションマッピングを組み合わせており、なんとも幻想的な映像となっています。光を使った表現となるため、通常の映像とはまた違った印象になりますね。

2.アニメーション動画

■アニメーション動画

アニメーション動画は、実写に比べて表現の自由度が高いのが特徴です。また、淡い色使いややさしいタッチなど、より繊細な表現で伝えることができます。

 

■インフォグラフィック動画

難しい内容でも分かりやすく、リズミカルに表現することのできるインフォグラフィック動画です。数値やグラフなどのデータに裏付けられた発信をしたいときはこちらがおすすめです。

 

■モーショングラフィック動画

こちらは、モーショングラフィック。文字やグラフィックを音楽に合わせて動かすことで、華やかさや力強さを演出します。
イメージを発信したい、目に留まってほしいというような目的には効果的です。

 

■ホワイトボードアニメーション動画

続いては、ホワイトボードアニメーション。ホワイトボードに手で描いているような演出が特徴です。手触り感があり、あたたかな印象を与えやすい手法です。

まとめ:基礎を抑えて、効果的な動画プロモーションを

いかがだったでしょうか。
毎日プロモーション動画に触れてはいても、常に動画のつくり手や、企画側に立って想像していない限り、意外と動画プロモーションを行う上で大切な基礎や、動画の種類などは意識できないんじゃないかなと思います。

 

動画プロモーションは本当に奥深いです。
是非、紹介したような基礎的なところを大切にしていただけたら嬉しいです。