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2020.06.26

ぼくがカメラマンとして独立するまで。写真と共に振り返ります|カメラマンブログVol.5

こんにちは!片桐です。

 

現在リプロネクストで働いているわけですが、実はフリーランスのカメラマンでもあります。
つまりはリプロネクストだけでなく、個人としても他社様から撮影のご依頼をいただいています。

 

「まさか自分がカメラで仕事できるようになるなんて…」
「そもそも写真撮り始めたのっていつからだっけ?」
最近そんなことをぼーっと考えていました。独立してそろそろ1年ですし。

 

せっかくの機会なので、ぼくがカメラマンとして独立するまでを(なぜかリプロネクストのブログで笑)振り返ってみます。
片桐の歴史をぜひ追体験してください。

 

2011年 #片桐、カメラを買う

2月。大学受験を控えた高校最後の冬。
写真なんて、ガラケーのカメラで空や夕日を撮ってホムペ(死語)にアップするくらいのもの。

 

でもある時、トイカメラ写真家の方が撮影した写真を見て、そのノスタルジックな雰囲気に一瞬で惹かれました。

 

俺、大学受かったらトイカメラ買うわ…!!!✨

 

そう決意し、大学には無事合格。

ルンルンな気持ちのままLOFTに向かい、お目当てのデジタルトイカメラを購入しました。

 

画質は荒く、写真の色は変な具合に鮮やかだったけれど、それが逆にアートな感じで気に入ってました。
人生初の自分のカメラです。

 

小さいので持ち歩きやすく、近所や大学の中を(不審者扱いされないかビクビクしながら)撮りまくってました。

 

しかし、そんな生活もすぐに終りを迎えます。

 

きれいに撮れるカメラがほしい。

思い浮かべたのは、「OLYMPUS PEN」というミラーレス一眼レフカメラ。
宮崎あおいがCMに出演していて、「宮崎あおいが持ってる」という理由だけで買う気になりました。

 

ビックカメラに行き、店員さんに「オリンパスのPENありますか」と聞いて数十分後、ぼくは型落ちの『SONY NEX-5』を購入していました。
自分でも何が起こったのかわかりませんでしたが、店員さんの巧みな話術の前では宮崎あおいへの愛さえ無力なのだということはわかりました。

 

ようやくまともなカメラを手にしたぼくは意気揚々と写真を撮りまくり、自分の写真ブログを作ったりなんかして、ひとり楽しく大学生活を送りはじめました。

 

2012年 #ライブハウス、からのフィルム旅

サークルの友人が音楽活動をはじめたので、ライブを撮らせてもらうようになりました。

 

はじめて行ったライブハウスという場所は薄暗く、ステージだけがやけに明るくて、まるで異世界のよう。
型落ちのカメラとキットレンズという、弱小装備ながらがんばって撮影してました。

 

 

またこの年はフィルムカメラデビューの年でもありました。
新潟市の関屋にある「写真のはと社」さんに行き、壁一面に飾られているカメラの中からNikonのフィルムカメラを購入しました。

 

初期に撮影したフィルム数本の写真は、下手ながら今でも印象に残っています。

写真を撮ることってこんなにワクワクすることだったのか…!

1枚1枚を大切に撮るというプロセスが、写真を撮ることの楽しさを教えてくれました。

 

 

これもフィルムカメラの恩恵だと思いますが、休みの日によく一人旅をするようになりました。
近県の長野、山形、福島、すこし足をのばして岡山や広島など。

 

観光地を巡るわけでなく、最低限の荷物が入ったリュックとフィルムカメラ1台を肩にかけて街中をふらふら歩く。
知らない土地の匂いと、ほどよいワクワク感が、よりいっそう旅の気分を引き立ててくれました。

 

そのとき撮った写真を見返すたび、歩いた足裏の感触だったり、肌に感じる気温を思い出します。
フィルム写真のもつ大きな魅力ですね。

 

2013年 #写真撮ってくれない?

2年くらい写真を続けていると、「片桐くんに写真お願いしたいんだけど」とお声がけいただくことが増えてきました。

 

プロフィール撮影だったり、よく行ってるお店の写真、イベントの記録など…

 

今まで「自分のために撮る」だったのが「誰かのために撮る」に変わったことで、写真に向ける意識もガラリと変わりました。

 

どうやったら被写体の魅力が伝わる?
イベントの楽しさをそのまま残すには?

 

あれこれ試行錯誤しながら撮影に臨み、できあがった写真を見て「いいねー!頼んでよかったわ〜」と言ってもらえたときは本当に最高です。

その陽気な気分をアテに酒が飲めます。

 

この頃からぼくは、いつか写真を仕事にできたらな〜とぼんやり考えはじめます。

 

 

あ、あと三浦大知に激ハマりしました。

 

2014年 #写真展してみた

 

この頃は誰かが撮った写真を”見ること”にも興味が湧いてきて、市内でやってる写真展に足を運んだり、東京に行った際は回れるだけのギャラリーを回って展示だらけの1日を過ごすこともありました。

 

そうするとだんだんと自分もやってみたいな…と思うようになり(影響されやすいので)、けっこう撮影したフィルム写真も溜まってきていたので、近所のイロハニ堂というカフェに相談して、はじめての写真展をさせていただくことになりました。

 

タイトルは、その時よく撮影していたレンズの画角から「50mm」にしました。

 

 

開催中は友人がライブを企画してくれたり、サークルの友人が来てくれたり。

 

展示をきっかけにはじめましての方ともお話できて、本当に貴重な時間を過ごせました。

自分の写真を通してコミュニケーションが生まれるというのは、未知の体験で心躍りました。

と同時に、作品の見せ方の難しさには頭を悩ませました…
今まで何度か展示をしてみましたが、ぜんぜん答えにたどり着けていません。
もっともっと写真と向き合わないと。

2015年 #大学卒業、そしてフリーター?

ついに4年間通った大学を卒業するときがきました。
しかし就活戦争をしれっとリタイアしていたぼくは、新卒で就職することなくWEB制作を学ぶためにとあるスクールに入学しました。

 

平日はバイトをしながら、土日にWEBの勉強。

 

この年はライブ撮影に誘ってもらう機会が多く、たくさんの現場を経験させてもらいました。
特に、いわむロックFESTIVALや肉フェスといった大きなステージを撮影できたのはテンションあがりました🍖

 

2016年 #大きな転機

1年間のスクール通いを経て、第2新卒のタイミングで市内のWEB制作会社に就職しました。

 

この年の2大ニュースは、
・友人と写真ユニット「てんてこまい」をはじめる
・いわむロックの公式フォトグラファーになる

 

 

同じく新潟に住む友人と、写真ユニットをはじめました。

 

「新潟に長く住んでるけど、意外と知らない場所多くない…?」
ということで、毎月行く場所(テーマ)を決めて、カメラを通してその土地を巡ってみる、という企画をやっていました。

 

新潟の魅力を再発見!カメラを持ってのまち歩き「たゆたう路」

 

基本的にはゲストを呼んで、会話を楽しみながらその町を歩くだけ。

でもやっぱり普通に散歩するときには無いであろう話が出たり、撮った写真を見せ合うという時間がめちゃくちゃ楽しかったです。

 

夏には、それまで撮ってきた町の景色をみんなにも見てもらいたい!ということで写真展を開催したりもしました。

なんと!新聞にも載ったんですよ。

 

顔ひきつりすぎ

 

あとは地元のラジオに出させてもらったりもして。
てんてこまいの活動を通して自分のことを知ってもらう機会も増え、人を巻き込むことってけっこう大事だなーと実感しました。

 

 

もう一つの大ニュースはいわむロックの公式フォトグラファーに任命されたこと!

有名なアーティストがばんばん出るようなフェスではないけれど、何千人規模のイベントの記録を任されたことはかなり自信になりました。

 

ライブハウスの撮影とは動き方がぜんぜん違って、ステージが3つくらいわかれているので、暑い中1日移動しまくります。
なので終わった後の疲労感ハンパないんですが、日中はハイになってるせいか、かなりいい写真が量産されます。

 

 

おいしいご飯が並ぶし、芝生の上で寝っ転がりながら音楽を楽しめるので、知らなかった人はぜひチェックしてみてください!

2017年 #ポートフォリオレビュー

写真集を出版している「赤々舎」の代表、姫野希美さんにポートフォリオレビューをしていただく機会がありました。
ポートフォリオレビューとは、自分の作品を見てもらい、講評をもらう会のことです。

 

そのタイミングで初めて自分のポートフォリオを作りました。

モデルを撮ったわけでも、印象深い場所を撮ったわけでもなく、主に新潟の街中にあるなんでもない道やビル、桜、エスカレーターを急ぐサラリーマン、旅先の朝、友達の真顔。
1枚1枚に深い意味はないけれど、それをまとめて、流れを作ることで自分の内面が浮き上がってきたような感覚がありました。

 

姫野さんには「はじめてでこの内容ならなかなか」と少しだけ褒めてもらったけど、この写真はいらない、これはどういう意図で入れたの?と自分が気づかないところからたくさんの指摘をいただきました。

 

写真、ひいては写真を撮ることの意味を考える、とてもよいきっかけになったな。
今でもプライベートで撮った写真を見返すたび、姫野さんの言葉が浮かんできます。

 

 

あと、この年にNikonD750というカメラを買いました。

フルサイズはすごい。無敵の気持ちになります()

2018年 #社内カメラマン

務めているWEB制作会社で前任のカメラマンさんが退職されたので、後釜としてぼくがカメラマンに就任しました。

 

祝!社内カメラマン!!!
念願だった「カメラを仕事にする」をついに実現できました。

 

主な撮影は
・ECサイトの商品撮影
・WEBサイト用の出張撮影

 

実際に仕事をしながら、被写体のセッティング、ライティング(照明)、編集スキルなどを調べて実践し、吸収していきました。
思うように撮れず苦しいときもありましたが、試行錯誤した経験が今に活きています。

2019年 #フリーランス

7月、約3年務めたWEB制作会社を辞め、カメラマンとして独立しました。
このタイミングで動画制作も請け負うようになり、写真と映像の二刀流で戦うカメラマンに。

 

独立してからは、WEB制作会社時代の取引先だったり、友人の紹介先に声をかけてもらって、様々な仕事をいただいています。

 

人脈たいせつ!!!!!!

 

そして現在

独立してからそろそろ1年。
コロナで経済が落ち込んでいる状況でもお仕事をくださる方々には本当に感謝しかありません。

 

フリーランスというのは自分で自分をマネージメントしなければいけない、大変な立場です。
だからこそ、たくさんの人と出会い、今の自分を支えてもらっていることのありがたさを、実感するばかりです。

 

これからもリプロネクストの片桐、そしてフリーランスの片桐を、どうぞよろしくお願いします!