活用シーンが幅広い上に、拡散性も見込める動画コンテンツは企業活動でも重要なツールになりつつあります。
そんな中、企業の価値観や思い、ビジョンを効果的に伝える手段として「社長インタビュー動画」に注目が集まっています。社長インタビュー動画は企業イメージにも直結し、ブランディングにも繋がる重要なもの。
そこで今回は、社長インタビュー動画の活用メリットや事例、作り方などをご紹介します。
導入を検討している方はぜひ、参考にしてくださいね。
目次
まずは、社長インタビュー動画を活用するメリットから見ていきましょう。
企業のビジョンやストーリーは、目に見えるものではないからこそ、文字や画像で説明しようとしても、どうしても伝わりにくいもの。
そんな時に、社長インタビュー動画を活用することで、ビジョンやストーリーといった抽象的なものもニュアンスが伝わり、届けやすくなります。
何より、ビジョンやストーリーには熱意や想いが込められているからこそ、話し方や表情で伝わる部分も多くなります。
社長インタビュー動画は、熱量をそのまま伝えるので、ビジョンやストーリーだけでなく、人柄も伝えることができます。
社長インタビュー動画は採用向けとしても活用でき、求職者とのミスマッチ防止にも効果的なツールです。
企業のビジョンやストーリー、求める人材などを知ることができる社長インタビュー動画は、求職者にとって企業理解を深める効果的な材料となります。
また企業のトップである社長が話すことで、考えに共感した求職者が集まりやすくなります。
さらに社長インタビュー動画は企業説明会での活用はもちろん、オンラインにて遠方の求職者にも届けることができるツールです。
企業にとって重要な要素であるブランディングですが、社長の人柄や印象がそのまま企業イメージにつながることも少なくありません。
社長インタビュー動画は、人柄を知ってもらうことができる絶好の機会。また企業理念や社長の熱意、想いを伝えることもブランディングに繋がります。
そして社長インタビュー動画はSNS等で拡散することができるので、認知拡大のきっかけ作りにもなります。
社長インタビュー動画の事例をご紹介します。今回ご紹介する事例はこちら。
では、ご紹介していきます。
トゥモローゲート株式会社の社長インタビュー動画。近畿大学の学生が社長にインタビューするというもの。自社のことを紹介をするものではなく、学生が聞きたいことを伝えるというYouTubeの企画のような動画です。
起業に至るまでのストーリーも盛り込まれており、ビジョンだけでなく社長の過去も垣間見ることができ、親近感を覚えます。
動画内容はもちろんのこと、目を引くようなサムネイルにも注目。伝えたいことを「伝える」だけではなく、「届ける」ことが意識された動画ですね。
世界中の丸紅グループ社員に向けて、丸紅株式会社の新社長を紹介するために制作された社長インタビュー動画。
30もの質問に対してテンポよく進んでいくので、視聴者も飽きずに楽しめます。
趣味や好きなランチなど、社長の人柄についてを中心に質問しています。大企業で働いていると、社長と接する機会が少なくどんな人なのかわからないことも。ですが、こうした動画があるとトップへの理解が深まりますね。
セイコーメディカルブレーン株式会社の社長インタビュー動画。
話をする姿から、社長の謙虚で真面目な姿勢を感じることのできるインタビュー動画になっています。
また、このインタビュー動画の左下には、伝えたいことがテロップにて表示されています。何について話しているのか、何を伝えたいのか分かりやすい作りになっています。
三栄水栓製造所創業60周年を記念して制作された社長インタビュー動画。創業60周年記念インタビューということで、これまでの歩み、そして現在・これからという部分に着目した動画になっています。
また、インタビューの途中でインサートが差し込まれていて、SANEI株式会社(旧 三栄水栓製作所)の取り扱い商品やこだわりが、印象に残りやすいのもポイントですね。
セイコーエプソン株式会社の新社長就任に合わせて制作された社長インタビュー動画。
タイトルにもある「社会にとっても、そして社員にとっても、”わくわくする会社”に」というキーワードが印象に残ります。
また今後の取り組みについても具体的に述べており、新社長の今後の方針について知ることもできます。
社長が交代となる際、社員にとっては今後どうなっていくのか不安があるかもしれません。ですが、こういった動画で社長の人柄を知り、今後の方針が語られていると社員の不安が解消されますね。
トヨタについて1年間取材をしてきた香川照之さんが社長の運転する車に乗って、インタビューするという動画。
24分間と長めの動画ですが、編集にメリハリがあり、社長と香川照之さんの掛け合いもテンポがいいので、飽きを感じずに見ることができます。
これまでご紹介した動画と異なるのが、インタビュアーも動画に出演していること。インタビューというよりも会話に近いかもしれませんが、こういった形で社長の人柄を引き出し、伝える方法も効果的ですね。
株式会社村田製作所の社長インタビュー動画。1分間なので、スピード感があり気軽に見ることのできる動画です。
また、短時間だからこそ、社長や企業が伝えたいことをピンポイントで分かりやすく伝えることができる側面も。
ブランディングとして、企業イメージにあったスピード感を演出することも選択肢の一つです。
新卒採用向けに制作された、株式会社オアシスライフスタイルグループの社長インタビュー動画。
社長の想いや人柄はもちろんのこと、働く社員の様子も差し込まれており、企業の姿勢だけでなく、職場の雰囲気も伝わってきます。
新卒採用向けということもあって、株式会社オアシスライフスタイルグループで働く魅力や求める人物像についても話しています。この社長インタビュー動画を通して、企業に共感した就活生が集まりやすくなりそうですね。
新卒採用向けに制作された株式会社アーバンリサーチの社長インタビュー動画。社長から就活生に向けたメッセージが込められており、今後のビジョンや求める人物像について話しています。
特にビジョンについては詳しく話しているので、社長が大切にしていることや今後の企業の在り方について、深く理解することができる動画です。
弊社(リプロネクスト)の社長インタビュー動画。
採用向けに制作した動画で、リプロネクストのビジョンや大切にしていること、求める人物像を伝えています。動画の後半には、プライベートショットもあり、代表・藤田の経営者以外の一面も伝わる動画になっています。
動画には社員の働く様子を差し込むことで、求職者の方がリプロネクストで働くイメージを掴みやすい点もポイント。
また動画の冒頭と終盤には目標が差し込まれており、想いが印象に残るような作りになっています。
社長インタビュー動画の作り方をご紹介します。作り方の流れはこちら。一つずつ見ていきましょう。
まずは社長インタビュー動画を制作する目的を決め、動画のイメージについて打ち合わせを行います。目的によって社長へのインタビュー内容は大きく変わります。
また、動画は良くも悪くも企業イメージに直結するもの。社長が話す内容だけではなく、動画の雰囲気はどうするのかなど、イメージをすり合わせていくことが大切です。
企画・打ち合わせで決めた目的と動画のイメージに沿って、カットや撮影場所を決め絵コンテを作成していきます。
一番大切なのは、見る人にメッセージが伝わるか。おしゃれでかっこいい動画を作っても、メッセージが伝わらなければ意味がありません。
「どこを強調するのか」「どのような流れだと伝わりやすいか」など、見る人の立場になって考えましょう。
構成が決まったら、実際に撮影をします。
動画のカットや雰囲気によって必要な機材の種類や撮影方法が変わるので、気をつけるポイントは様々。
明るさや音声に気を遣うのはもちろんのこと、インタビューを受ける方の緊張をほぐすことも大切です。
撮影が終わったら、編集をしていきます。
インサートやテロップ、BGMなどを効果的に使うことはもちろん、動画の色調を補正する必要がある場合も。
また、撮影する中でカットが変更になることも少なくありません。そこでいかに工夫し、方向修正していくかが大切です。
下記の関連記事でインタビュー動画の撮影・編集のポイントやコツをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
▶︎▶︎関連記事:インタビュー動画をオシャレに撮影・編集するコツとは?おすすめのスマホアプリもご紹介
動画が完成したら、ついに公開です。
公開する際も、届けたいユーザーに動画がリーチするように発信することも重要なポイント。
YouTubeやTwitterなどのSNSで拡散するのか、採用向けにホームページで公開するのか、動画の活用方法は様々です。
社長インタビュー動画を作る際のポイントをさらに詳しくご紹介します。
動画を制作する目的・ターゲットを明確にしなければ、訴求効果は薄れてしまいます。
採用目的であれば、求職者が知りたい情報を伝える必要がありますし、ブランディング目的であれば、どういった企業イメージにしたいのか明確にして、動画の制作を行いましょう。
「届けたい人は誰なのか・メッセージは何なのか」を明確にしましょう。
制作した動画の活用方法によって、最適な長さや見せ方が変わります。Twitterで発信するなら1分程度にする、自社ホームページに掲載するなら3〜5分ほどにするなど。
このように、動画を制作する前に活用方法を決めておくと、構成作りがスムーズになります。
インタビュー動画で大切になる存在がインタビュアー。
インタビュイーの緊張をほぐしたり、良さを引き出したりと、動画を制作する際に重要な役割を担います。
社内の慣れしたんだ人をインタビュアーにして、リラックスして動画撮影を行うパターンもあれば、あえて社外の人にインタビューしてもらい、社外の人だからこそ気になるポイントを引き出すパターンも。
下記の記事で取材のポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
▶︎▶︎関連記事:インタビュー動画の取材のポイントを徹底解説【インタビュアー必見】
動画の目的によって適切な質問は変わりますが、一つの参考にしてください。今回、ご紹介する事例はこちら。
社長インタビューといえば、こういった質問を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
企業の目指すものや方針の話は、採用でもブランディング目的でも活用できるもの。何といっても社長が熱意や想いを持っている部分だからこそ良さが伝わります。
社長インタビュー動画の目的に応じて、尺や強調するポイントを変えましょう。
社内向け・採用向けの動画の場合、社長と社員の繋がりを表現することも大切。
社員に求めるものやどうなってほしいか、日頃の感謝など、想いを引き出すことで人柄が伝わります。
また採用向けの場合、企業の雰囲気について知ることができる質問でもあります。
お客様への想いを引き出すことで、社長の考えや感謝、社会に届けたい価値が伝わりやすくなります。
社長の考えを共有するという観点からみると、採用・社内向けの社長インタビュー動画にも有効な質問です。
社長の魅力や親しみやすさが、企業の魅力や信頼につながることも珍しくありません。また、大きな会社になればなるほど、社長の人柄は見えづらくなるもの。
社長インタビュー動画は、人柄を社内のスタッフに知ってもらうことができるいい機会です。
社長のプライベートを知ってもらうことで企業イメージだけではなく、社内の雰囲気にも影響を与えるでしょう。
社長インタビュー動画は、採用やブランディングなど様々な場面で効果を発揮するツールです。
何といっても、企業の顔である社長の魅力を発信することで、企業の魅力も伝わりやすくなります。また、企業によって社長の人柄や魅力が異なるので、オリジナリティ溢れる動画を制作できるでしょう。
弊社(リプロネクスト)では、お客様のご要望に沿いながら、動画制作を行っております。リプロネクストの動画制作について詳しく知りたい方や社長インタビュー動画の導入を検討している方は、こちらをご覧ください。
また下記の関連記事では、企業の動画プロモーションについてや社員インタビュー動画についてまとめています。社長インタビュー動画だけではなく、社員インタビュー動画や動画を活用したプロモーションを検討している方はぜひ、参考にしてください。
▶︎▶︎関連記事:動画プロモーションとは?種類・メリット・活用方法を紹介【採用/広報/営業に】
▶︎▶︎関連記事:社員インタビュー動画7選【会社の人と雰囲気が伝わる】