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2020.04.26

「おうち時間」に読みたい写真集3選|カメラマンブログVol.3

こんにちは!片桐です!

 

コロナウイルスの影響、すごいですね…

全国で緊急事態宣言が出され、外出自粛ムードが本格化してきました。

よくも悪くもみんなの「おうち時間」が増えています。

 

自分や家族のための時間が増えてうれしい人もいれば、暇を持て余したり、塞ぎこんでしまって余計に不安にったりする人も多いのではないでしょうか。

 

少しでも不安が紛れれば!ということで、今日はぼくの部屋にある中から「おうち時間を心地よく過ごすための写真集」を3冊ご紹介します。

 

ダカフェ日記 / 森友治

 

福岡に住む森友治さんが、家族との「平々で凡々な日々を淡々と記録」している日記、ダカフェ日記。

もともとWEBサイトに投稿していたブログを、書籍としてまとめたものです。

 

まず言わせてください。

これは最高です…。

 

購入したのは大学生のときでしたが、ページをめくるごとに「家族っていいなぁ」と、しみじみ思いました。

その理由を、今回は言葉にしてみます。

 

 

このダカフェ日記。

写真集と言って紹介しましたが、日記なので、1ページの中に写真1枚と、短い一言が添えられています。

 

まず写真が抜群にいいです(森さんはデザイナー+カメラマン)

娘の海ちゃんと息子の空くんがおかしな技を自慢してる写真が載っていたり、かと思えば、叱られて泣きそうになっている写真があったり。

なんだか、子どもたちが成長していく姿を、森さんの目を通して見せてもらっている感覚。

 

きっと、かわいくて仕方ないんだろうなぁと想像してしまいます。

 

登場回数が多いのは子ども2人ですが、奥さんのだぁちゃんと犬のワクチンもかわいいんです。

「かわいく撮る」って、その人のことを好きじゃなきゃできないよなって思います。

 

そして何より、この本の魅力を引き立てているのはやっぱり写真に添えられている一言、なんです。

 

 

毎日1行か2行程度の文章しか書かれていないのですが、その短い一言から、森さんの愛があふれて伝わってきます。

 

森さんがその日ブログに載せる写真を選んで、少しだけ見つめて、撮ったときのことを思い出す。

くすっと笑ったり、ときには感慨にふけってしまうこともあるのでしょうか。

そんな時間を想像すると、本当の意味で「しあわせって、きっとこういうこと」なんだろうなぁと思います。

 

続(2作目)と、続々(3作目)もあります

 

購入はこちら

 

moving days / 平野愛

 

フォトカンパニー「写真と色々」を運営する平野愛さん。

彼女はいつからか、誰かの家の引っ越しを見つめ、撮って残しておくようになりました。

そんな数年間の記録をまとめた1冊です。

 

この写真集、まず目を引くのはその分厚さ。

なんと285ページもあります。

6組の引っ越しが掲載されているので、1組あたり60〜70ページほどの内容量。

人の引っ越し風景をそんなにまじまじと見ることなんて、なかなかありませんよね。

 

個人的にはこの本、めっちゃ楽しいです

 

 

昔から、人の暮らし方とか、価値観・人生観みたいなものにすごく興味をひかれるタイプでした。

(情熱大陸とかプロフェッショナルとかが好き)

 

だからこの本を読んで、インテリアはどう配置してるのかな、とか、調理器具おしゃれだな、とか考えながら、生活の様子を想像するのがおもしろい。

すると自然に、将来の自分の暮らしにもこれ取り入れたいな〜とか考えはじめて、どんどん妄想がふくらむ。

家にいながらも、ワクワクが止まりません。

 

 

たまに差し込まれている平野さんの文章もよくて、引っ越しを迎えた心情、その人の人生への想像を駆り立ててくれる。

 

新しい場所へ移り住むのって、不安もありますが、これからの暮らしを想像したりしてうれしくなる作用が強いと思うんですよね。

そんな未来の自分を想像してみるのも、なかなか楽しいかなって。

 

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うれしい生活 / 植本一子

 

最後はこちら。

ラッパーのECDさんを夫にもつ写真家・植本一子さんが出版した初の写真集です。

 

ECDさんは2016年に癌を患い、2018年1月まで闘病生活を送ります。

その過程や亡くなられたあとの写真も少し掲載されていて、はじめて読んだときはページをめくるたび胸がギュッとなり、涙をこらえるのに必死でした。

 

なぜそこまで感傷的になったのかを考えると、そこに至るまでの数年間の「幸せな家族の時間」を見てしまったから、なんだと思います。

 

 

植本さんとECDさんが娘2人(+猫2匹)と暮らす姿は、本当にしあわせそのもの。

本編中には言葉はなく、写真が続いていくのみですが、それだけでも十分に伝わってきます。

 

植本さんが撮る生活の写真は、とにかくまっすぐで、ひねりがなくて、すごくあたたかい。

たくさん見ていくと、だんだんと写っている人たちのことが好きになってしまう。そんな写真たちです。

 

 

笑顔だったり楽しくはしゃぐ姿が多く写されていますが、その裏ではいろんな葛藤や苦しみがあったのだろうと想像できます。

そのすべてを経て、写真集の帯にある「あなたに会えて私はうれしい」と言える植本さんの強さ、やさしさ、愛情がひしひしと伝わってきます。

 

最初にご紹介したダカフェ日記とはまた違う視点で、家族という存在の愛しさを感じられる1冊。

この本に出会えて本当によかった。

 

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おうちにも、写真集を。

実は今回、「生活の中の光」をテーマに写真集を選んでみました。

 

暗く、先のみえない日々がつづいていますが、どうか明るい未来をみていてほしい。

そのためのヒントは、身近にありすぎて気づかないほどの「ささいな幸せ」の中に眠っている気がしています。

 

写真集はそれに気づくためのきっかけをくれるもの。なのかもしれません。

 

ぜひともみなさん、楽しいおうち時間をお過ごしください。