【最終更新日:2022年5月13日】
学校の魅力を届ける広報活動を行うには、マーケティングについて理解を深めておく必要があります。
しかし学生募集のマーケティング活動を行う中で、
「今はどのようにマーケティング活動をすればいいの?」
「どうしたら興味を持ってくれる学生が増えるのだろう?」
このようにお悩みの方もいるでしょう。
また、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響で、広報活動が思うようにいかないという方もいらっしゃると思います。
この記事では、大学・専門学校の学生募集に効果的なマーケティング方法をオンライン・オフラインに分けてご紹介します。
1人でも多くの学生にアプローチしたいとお考えの広報ご担当者様はぜひ、参考にしてください。
目次
まずは学生募集を進める上で、多くの学校から声が上がっている3つの課題をご紹介します。
高校生がスマートフォンを持つのが当たり前となった現代。とは言っても、学校説明会やイベントなど対面の場で情報を得る学生が多くいました。
ですが対面のイベントが減ってしまった今、現地でのコミュニケーションをきっかけに学校の存在を知り、興味を持ってもらうということが減っています。
そんな中でもまずは、学校の存在に気づいてもらうことが大切。この機会はオンライン上でも創出することができます。
知ってもらうことで「ここはどんなことが学べるだろう」「やりたいことができるだろうか」と興味関心を持ってもらうことに繋がります。
オープンキャンパスは7月〜11月にかけて多く開催されます。しかし世界的な情勢により、オープンキャンパスをやむを得ず中止・延期にしている学校も少なくありません。
オープンキャンパスは、学校の様子を実際に目で見て、肌で感じられるイベント。
その学校へ入学を希望する学生にとっては、学校を知る最大のチャンスの場です。そんなオープンキャンパスの開催が難しくなると、学生に学校の魅力を伝える機会が減ってしまいます。
大学・専門学校の広報担当の方なら、一度は高校訪問をした経験があるのではないでしょうか。しかし現在、学校訪問がしにくいという状況が起きています。
学校訪問は生徒に直接アプローチするだけではなく、先生に学校の魅力を知ってもらう機会でもあります。
高校訪問ができないとなると、大学・専門学校の最新情報や取り組みを伝えることは困難。さらに、最近の高校生の状況をヒアリングすることも難しくなってしまいます。
生徒や先生との接点の創出がこれまで通りにいかなくなってしまった今、大学・専門学校の情報や魅力をいかに届けるかが課題になるでしょう。
では、なぜ広報活動は重要なのでしょうか。下記の2つのような理由から、広報活動は重要だと考えられます。
先ほどご紹介したように、高校生向けの学校説明会やイベント、オープンキャンパスの開催は難しくなっています。すると、高校生が学校を知る機会が極端に減ります。
限られた日数で開催されているイベントに参加しようと思うと、知名度のある学校のイベントやオープンキャンパスに優先的に参加するでしょう。
これまでオープンキャンパスで学校の雰囲気を知ってもらい、入学に繋げていた学校からすると、困難な状況になります。
大学や専門学校の状況がわからないとなると、高校の先生にも影響が。これまで以上に、卒業生が進学した学校を紹介する傾向になることが考えられます。
進学先に迷っている生徒に対して、
「先輩も行っているからあそこの学校はどう?」
「同じような進路の先輩は、あの学校に行ったよ」
というように、入学先が限定されてしまう可能性があるのです。
この後の項目で解説しますが、新しいマーケティング活動を行い、学生に学校の魅力をPRしていく必要があります。
これまで学生を募集する方法は、オープンキャンパスや学校の資料を活用する方法がほとんどでした。
現在はオフラインでの活動が制限されているため、オンラインの活動を強化する必要があります。
ここからは、学生の募集に効果的な活動を3つご紹介します。
高校生とリアルに接触できる機会は減っていますが、ほとんどの高校生がSNSを利用しています。SNSで高校生とコミュニケーションをとれるよう準備しておくと良いでしょう。
近頃は多くの大学・専門学校で、情報発信ツールとしてSNSを利用しているのではないでしょうか。
TwitterやInstagram、Facebook、TikTokなど様々なSNSが存在していますが、若年層はTwitterやInstagramの利用率が高い傾向にあります。対象となるユーザーの使用ツールに合わせて、SNSを運用することが好ましいです。
また、SNSでは学校のWebサイトに掲載されているようなニュース・お知らせよりも、学校の雰囲気が伝わるような情報を発信すると効果的。
年齢や趣味・嗜好を絞って配信できるSNS広告の運用は、これまで学校の存在を知らなかった学生への認知拡大に繋がります。
「学校の存在を知る=実際に行ってみたい!」というわけではなく、事前情報で魅力が伝わらないと足を運んでもらうことは困難です。
そのため、オンラインでのオープンキャンパスは今まで以上に重要なイベントになってきます。バーチャルキャンパスツアーを実施したり、ビデオサービスを活用してライブ配信をしたり。
オンラインオープンキャンパスなら土日にこだわることなく、平日にも開催可能。興味をもってもらった高校生とリアルタイムでやりとりもできます。
遠方からでも気軽に参加してもらえるので、広い範囲にPRできるでしょう。
高校の先生に学校説明をすることが難しくなりましたが、打開策として動画プロモーションが効果的。
学校生活の様子や学生・先生のインタビューなど、学校のリアルな声を届けられるのがプロモーション動画です。
オンラインで学校をPRする方法の一つとして、大学・専門学校の動画プロモーションは増加傾向にあります。
3分程度の動画であれば、視聴ハードルも低くなりますし、QRコードをパンフレットに掲載することも可能。パンフレットを進路指導室に置いておいてもらうことができれば、進路に悩んだ高校生に見てもらうことができるでしょう。
これまでオンラインのマーケティング方法をご紹介してきましたが、合わせてオフラインの広報活動も大切です。
下記のような活動も積極的に取り入れましょう。
最も手軽に制作できるのがチラシやDM。
デザインや情報量によって料金は前後しますが、比較的制作コストを抑えて制作できるのが魅力。
チラシやDMの場合は、伝えたい情報を全て記載するのではなく、一番知ってほしい内容・学校の強みを絞って記載するのがおすすめです。
チラシやDMを通じて興味を持ってもらえれば、学校のWebサイトに飛んだり、資料請求に繋がります。また、学校紹介動画を制作した場合は「QRコード」も一緒に掲載するのがおすすめです。
チラシやDMよりも学校情報の詳細がわかるのが、入学案内やパンフレット。
チラシと比べると制作コストはかかりますが、学校に興味がある方や詳しく知りたい方がパンフレットを求めることがほとんど。
パンフレットに記載する内容は、学校の基本情報や制度の仕組み、就職実績なども細かく記載するのが大切です。入学後、卒業後のイメージができると、学生だけでなく保護者の方にも安心感を届けられます。
テレビCMや公共交通機関を活用したPRも効果的。
CMを放送するメリットは広い範囲にPRできること。まだ学校を決めていない学生に「こういう学校もあるんだな」と興味や関心を与えられます。
放送するタイミングは、オープンキャンパスや説明会の開催時期に合わせると良いでしょう。
学校の認知度向上やイベント参加への導線に繋がります。生徒に効果的にPRするためにも、インパクトのある映像や音楽を取り入れ、目に止まりやすいCMを目指しましょう。
今はインターネットで情報を得られる時代。高校生を含め多くの学生は、SNS使って学校情報を得ています。マーケティングではオンラインツールを積極的に活用すると、学生に魅力を届けられるでしょう。
一方で、オフラインのマーケティングも重要です。オンラインとオフライン、ハイブリッドでマーケティングを行うことが学生募集に繋がります。
リプロネクストでは、大学・専門学校のWebマーケティングについてのご相談を承っております。課題をヒアリングして、お客さまにとってより良い施策をご提案いたしますので、こちらからお気軽にお問い合わせください。