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医療×VRのメリットと最新事例7選【現場の課題を解決へ導くVR】

医療×VRのメリットと最新事例7選【現場の課題を解決へ導くVR】

VRという言葉が少しずつ浸透し、活用の幅を広げています。
そんな中、医療現場でもVRが注目されており、手術前のトレーニングや社員研修などの教育コンテンツ、救命活動など様々なシーンで活用されています。
今回の記事では、医療現場にVRを活用するメリットと実際の活用事例をご紹介します。

医療×VRは、これからの医療業界で重要な役割を担う可能性を秘めています。ぜひ読んでいただければと思います。

 

 

医療にVRを活用するメリット

VRと聞くとエンタメ分野での活用をイメージするかもしれませんが、医療分野でVRを活用するメリットは多く存在します。それでは、3つのメリットをご紹介します。

1.リアルな学びの機会を作れる

メリット一つ目は、リアルな学びの機会を作れる点です。
医療現場では日々様々な症状の患者と接することになりますが、症状に合わせた治療方法や対処法はいつでも現場で学べるというわけではありません。そこで活用するのがVR。VRは、VRゴーグルを装着するだけでリアルな映像が広がるため、実際の感覚に近い状態で効果的に学習することができます。360度映像が広がることで手術時の手元や緊張感も伝わり、手術本番前のイメージトレーニングや、現場に出るまでの訓練としても有効です。

2.実際のイメージがしやすい

二つ目は、実際のイメージがしやすい点です。
平面ではわかりにくい患部の画像も、360度映像が広がるVRを活用することで手術時のイメージがしやすくなり、本番へのシミュレーションに役立ちます。また、VRの映像を医師同士や看護師同士で共有したり、遠方の医師とのイメージ共有を行うことでミスマッチを防ぎ、より安全な対応をすることができます。

3.繰り返し使用できる

医療現場でのミスは禁物。特に手術は本番のミスを防ぐために何度も練習することが求められます。
実習を行う際には、機材や教員などの準備が必要ですが、VRゴーグルがあればリアルな練習を何度でも行うことができます。繰り返し練習することで本番のミスを防ぎ、医師の知識・技術力の向上にも繋がります。

医療×VRの活用事例7選

それでは実際にVRを活用した医療の事例を見ていきましょう。
今回は7つの事例をピックアップしました。医師が活用する現場でのトレーニングだけでなく、患者に擬似体験をしてもらう事例など、様々な場面の事例をまとめましたのでぜひ参考にしてください。

1.手術のトレーニング

まずこちらは、手術の体験学習ができる「OSSO VR」。
アメリカのOsso VR社が開発したこのシステムは、あらゆる国・大学で活用されており普及が進んでいます。実際の手術でのミスは禁物ですが、VRではトライアンドエラーを繰り返しながらより手術の精度を上げていくことができます。画面上に指示が出たり音声が聞こえてくるので、研修中の医師や学生も安心して活用できそうです。

 

■OSSO VR 公式サイトはこちら

2.体の構造についての学習

続いては、スタンフォード大学が開発した心臓について学ぶための教育用VR「The Stanford Virtual Hearts(バーチャルハート)」。 手元のコントローラーで心臓を動かし、様々なパーツをあらゆる角度から観察することができます。また、心臓の中に入るような体験もできるとか。実際に心臓を手に取ってよく見る機会は医学生でもほとんどないと思います。VRを活用することによって理論がリアルと結びつき深い学びを得ることができますね。

 

■Virtual Hearts 公式サイトはこちら

3.手術の様子を多視点同時見学

こちらは、多視点で手術の様子を同時に何人も見学することのできるVRコンテンツ「Guru Job VR」。
実際の治療現場は限られた人数しか立ち会えないため、名医の技術を習得できる数に限界があることが課題でした。しかし、医療教育にリアルで高品質なVRを活用することで、何人でも同時に名医の真横にいる視点で手技を学ぶことができます。また、執刀医による解説もあるので貴重な手術のポイントを学ぶことも可能です。

 

■Guru Job VR 公式サイトはこちら

4.患者の理解を深める体験

続いては「We Are Alfred」。没入型トレーニングプラットフォーム「Embodied Labs」が提供するこちらは、
医師が74才の体を体感できるVRコンテンツです。加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)などの視界の障害や、聴覚の障害などをリアルに体験でき、高齢者の手の衰えなども忠実に再現されています。VRによって高齢者の体の感覚が分かれば、患者がどんなことに困っているかということがイメージしやすくなり、より細やかなケアができそうですね。

 

■Embodied Labs 公式サイトはこちら

5.PTSD(心的外傷後ストレス障害)に対するセラピー

続いては、トラウマ・恐怖症などの心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対するVRセラピー。

医療プロバイダー向けVRキットやデジタル療法アプリなどを提供する「Limbix」が開発したこちらは、PTSDを負った患者とセラピストが一緒に、VRによって様々な場面を擬似体験をしながらセラピーを施します。セラピーの現場ではPTSDを引き起こした原因となる場所が遠方だったり、現実的なケアを行うには患者のトラウマが大きすぎることもあります。そういった時に患者の心理的安全をセラピストが確認しながら段階的にケアを行っていくことができます。今後、セラピストにとって新しい治療ツールとなっていきそうです。

 

■Limbix 公式サイトはこちら

6.災害医療支援

防衛医科大学校とKDDI株式会社と株式会社Synamonが「5G(第5世代移動通信システム)」とVRを活用した災害医療対応支援の実証実験を2019年8月に実施しました。
これまで、災害時において平面映像での通信のみでは、被害状況などの災害の全体像がつかみづらいという課題がありました。しかし、360度のVR技術による双方向の連携が可能となり、遠隔地からでも現場に指示を出すことができ、救命活動を円滑に進められることを確認したそう。災害時など、一刻も早く現場の詳細を確認することが必要となる場合にもVRが活躍していきそうですね。

 

■KDDI 公式サイトはこちら

7.ゲーム形式のリハビリトレーニング


こちらは、リハビリステーション用医療機器「mediVRカグラ」。

脳梗塞などの後遺症や加齢が原因で身体をうまく動かせない方のリハビリとして活用されています。座位トレーニングで歩行や上肢機能、認知機能の改善が期待でき、医療現場からも高い評価を得ているVR医療機器です。VRを活用してゲーム感覚でリハビリできるのでストレスも少なく、楽しんでリハビリを行えそうですね。

 

■株式会社mediVR 公式サイトはこちら

まとめ:VRは医療現場の活用が効果的!

今回は、医療現場でVRを活用するメリットと事例をご紹介しました。
一概に医療といっても、医療現場の様々なシーンでVRは活用できます。医師だけでなく患者にもVRは有効なので、これからも活用の幅はますます広がりそうですね。

 

今回紹介してきた事例以外にも、実用化に向けて動いている医療×VRのサービスがたくさんあります。まだ見つかっていない新たな治療法も生まれるかもしれません。今後の医療とVRの可能性に期待が高まりますね。
リプロネクストではVRコンテンツの制作を行っています。医療関連のコンテンツ制作に関してご相談などありましたらこちらからお気軽にお問い合わせください。

Lipronext編集部
Lipronext編集部
編集部
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