
今、インタビュー動画が注目されています。その理由の中には
・スマホの利用者が増えた
・様々な動画サービス配信の普及
など、動画からたくさんの情報を得るということが身近となり当たり前となってきました。
さらに近年では、企業のホームページで採用向けインタビュー動画や企業PRなどの動画を掲載する企業が増えてきています。
そこでインタビュー動画を撮影する際のポイントや注意点、動画の質を上げるにはどういうった心がけが必要かをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
質のいい動画になるようは、いくつかの点を気をつけて撮影するだけで仕上がりクオリティーが変わってきます。
まずは露出です。
室内・室外問わず、適切な明るさが求められます。
明るすぎると白飛びが起こり、暗すぎると黒つぶれがおきます。完成をイメージした明るさ調整と場所選びが必要となります。
明るさ調整は、カメラ側で設定する必要がありますが、撮影環境や時間帯、季節、天候によっても変わってきます。出来るだけ自然光で違和感のない演出を作ることが大切ですが室内での撮影が多くなってきます。明るさの他にも
・人が出入りしない場所に気をつける
・背景が殺風景にならないように撮影場所全体レイアウト
などにも気をつけましょう。
書類が散らかっている、インタビューされる人との服色が被っているなどを避け、周りにある小物をレイアウトして全体のバランスを見ましょう。
インタビューで一番重要なのは「音声」です。
聞こえない・聞きづらいというストレスを感じてしまうと、見ているユーザーがサイトから離脱してしまいます。
さらに、撮影しているカメラ内臓のマイクを使用すると、周りの雑音や環境音を拾ってしまうため、音声のみ録音できる小型のピンマイクをインタビュー対象者の衣装に取り付け録音することをおすすめします。
音声をしっかり拾ってくれるのが利点ですが、話している人がインタビュー中に身振り手振りで衣装にピンマイクに当たってしまいノイズを録音してしまうこともあるので注意が必要です。
マイクをつけたことがない人には出来るだけマイクに触れないように事前にお知らせしておくことをおすすめします。
他にも、室内ではエアコンの空調音なども録音されてしまうので出来るだけ静かな個室や空調を切るなど工夫が必要です。
全体を撮影するカメラ、寄りで撮影するカメラで撮影することが多いかと思いますが、出来るだけ撮影したデータを拡大縮小するのではなく、そのままの撮影データでの編集を行います。
インタビュー動画ではカメラ目線で語る動画ではありません。インタビューアーに向かって座ってもらい、カメラの位置を決定します。
サブカメラとして設置する場合もありますが、角度を変えたカメラ位置を2箇所撮影しておくと編集で「こういうカットが欲しかった」などのちに後悔することを防げます。
また、いろんな角度からの撮影編集が必要な場合は最終的にどういった仕上がりか事前に打ち合わせしておくことが大切です。
質問者からインタビューを受ける人の本音や大事なキーワードを引き出すためには質問の時間にも工夫が必要です。
長時間話してもらう負担を軽減し、リラックスした環境作りを行います。
インタビューを受ける側は少なからず緊張があると思います。
何を話そうか、どういうことを話せばいいのか、緊張するとうまく言葉にできなかったりします。
事前にインタビューアーとの距離を縮めることも大切なポイントとなります。なんでもいいので雑談を振って会話でリラクックスしてもらうようにするのも1つのコツです。
そこで大事なのは、雑談の時からカメラを録画しておくこと。
「それでは今から撮影しますね」という声がけで急に緊張してしまい思うように話せなかったり、緊張していた最初の空気感へ戻ってしまう・・・ということもあります。
インタビューアーは、いつの間にか撮影が始まっていたような進行をとってあげることも重要です。
カメラマン(撮影者)は、カメラ位置が決まったら録画ボタンを押してインタビューアーに合図をしてあげるといいでしょう。
インタビューアーの質問力にも一つ工夫が必要です。最終的に引き出したいキーワードを逆計算して答えやすい質問方法をしてあげることです。
質問の引き出しを多く持ってインタビューを行いましょう。
さらに、インタビューアーの声がインタビューされている人と被ってしまわないように大きくうなずき、表情でリアクションをしながら聞いているということを相手に伝えましょう。
インタビュー中はメモを取らず音声メモで後日振り返ることもポイント。あくまでもその場は会話だけしている空間作りを作ってあげることが大切です。
いかがでしたでしょうか?
最近のカメラは高画質なものが多いので画質には差はなくても内容の差には大きく離脱率が変わってきます。
音声やインタビュー内容にもこだわりを持ち、見ているユーザーがどんなことを情報として聞きたいかということにも意識を向けて制作を進めることをおすすめします。
是非参考にしてみてください。