【最終更新日:2022年5月9日】
マーケティングの一環として動画を活用する企業が増えていますが、中でも集客・売上アップを目的に注目を集めているのがお客様インタビュー動画です。
「お客様インタビュー動画って効果あるの?」
「お客様インタビュー動画を作りたいけど、どのように制作すればいいの?」
というような疑問を抱いている方もいるでしょう。
この記事では、お客様インタビュー動画のメリットや、制作時のポイントについてご紹介します。合わせて活用事例もご紹介するので、お客様インタビュー動画の活用を検討している方はぜひ参考にしてください。
目次
コンテンツマーケティングは、ターゲットユーザーにとって役に立つ、価値ある情報を発信することで見込み顧客との関係を深め、最終的に自社の商品やサービスを購買してもらうことを促す、戦略的マーケティングのことをいいます。
そんなコンテンツマーケティングの中でも、特に効果的なのが「お客様の声」を取り入れたコンテンツです。
商品やサービスを既に利用しているお客様というのは、情報を受け取るユーザーと同じ悩みやニーズを持っていたケースが多いため、共感しやすく、商品やサービスの魅力がより伝わりやすくなります。
だからこそ、お客様の声をそのままの温度感で伝えられるインタビュー動画は、見込み顧客の心を動かすコンテンツとなるのです。
まずはお客様インタビュー動画のメリットを3つご紹介します。
メリット1つ目は、客観的に魅力を伝えられることです。
自社の商品を「私たちの商品が一番ですよ」と言ったとしても、周りからは「売りたいだけでしょ」と営業トークに思われてしまうものです。
しかし実際に商品やサービスを購入し、利用したお客様にインタビューをすることで第三者目線の評価を届けることができます。
自社で商品・サービスの魅力をコメントするよりも、お客様インタビュー動画を見てもらった方が信頼や安心を届けることに繋がるのです。
メリット2つ目は、SNSなどで拡散ができること。動画コンテンツは、各種SNSにて気軽に共有ができます。
そのためお客様インタビュー動画は、多くの潜在顧客へとアプローチするきっかけにもなるのです。
また動画はテキストよりも細やかなニュアンスが伝わりやすいので、視聴者の共感を誘発しやすくなります。
このように動画コンテンツは拡散しやすく、共感の誘発もできます。
メリット3つ目は、ランニングコストをかけずに活用できることです。
動画は制作コストはかかるものの、一度作ってしまえばランニングコストはかかりません。
また動画はさまざまな場面で活用することができますし、24時間365日オンライン上にて自社の商品・サービスの魅力を発信してくれます。
お客様インタビュー動画を作成し、上手く活用することができれば、コストパフォーマンスの高い、非常に強力な集客ツールになってくれます。
お客様インタビュー動画を作る際にどんなことを意識すれば良いのか、ポイントを5つご紹介します。
ポイント1つ目は、お客様インタビュー動画を作り始める前に、動画を掲載するページの構成を練ることです。
お客様インタビュー動画を制作する目的は、見込み顧客との関係を深め、最終的に商品やサービスを購買してもらうことです。そのため動画を掲載するページの構成を練る段階から、目的を意識することが大切です。
そうすることでお客様インタビュー動画を作る際、どんなお客様の声を伝えるかが明確になり、より訴求力の高い動画になります。
ポイント2つ目は、インタビュー対象を明確にすることです。
お客様インタビュー動画は見てもらう人に共感してもらいやすいからこそ、「誰が言うか」ということがとても重要になってきます。
例えば、30代の女性に向けた化粧品のお客様インタビュー動画に10代の女性が出演していたら共感を生みにくいですよね。
商品やサービスの魅力をどんな顧客に伝えたいのかということを明確にし、そのターゲットである顧客が共感するようなお客様をインタビュー対象にしましょう。
ポイント3つ目は、インタビュー内容を明確にすることです。
協力してくださるお客様がインタビューに答えやすいよう、事前にインタビュー内容を明確にしておくことが大切です。
またお客様インタビュー動画では、商品やサービスが伝わるような声を引き出したいですよね。誘導するようなことはいけませんが、お客様がどんな魅力を感じてくれているのかが伝わるよう、インタビュー内容を考えておきましょう。
ポイントの4つ目は、話しやすい環境を整えて撮影をすることです。
動画だからこそ、お客様の雰囲気が見ている人にも伝わりやすいです。そのためお客様がリラックスしているのか、緊張しているのかで、動画自体の印象や商品・サービスの印象にも影響してきます。
何より、お客様が話しやすい環境を用意し、商品やサービスに対する自然な声を伝えることが大切です。
インタビューの前に雑談をしたり、インタビュー中にもリラックスできるよう声をかけたり、インタビューを受けるお客様に自然体でいてもらえるように意識しましょう。
お客様インタビュー動画が完成したら、発信していきましょう。ポイントの1つ目で動画を掲載するページの構成を練るということをお伝えしましたが、お客様にインタビューしてから気づくこともあるかもしれません。
お客様インタビュー動画を最大限活用できるよう、ホームページへ掲載やSNSで発信して反応を見てみましょう。
またこちらの記事「インタビュー動画をオシャレに撮影・編集するコツとは?おすすめのスマホアプリもご紹介」でインタビュー動画のより具体的な制作ポイントを紹介していますので、合わせてぜひご覧ください。
ここでは、お客様インタビュー動画を上手く活用している事例を7つご紹介いたします。
「HRBrain」の動画は、クラウドで人事評価ができるHRBrainのお客様インタビューです。
多くの企業が手を焼いているであろう人事評価をインターネット上で完結させるサービスで、お客様が非常に満足していることがうかがえますね。
30秒と比較的短い動画で、端的に内容が伝わるのもポイントの一つです。
Honda車のFK8シビックタイプRのオーナーにインタビューしています。
日常的に運転しているからこそ見えてくる、車の良い点や問題点を確認できます。特に、課題・問題点からヒアリングしているのは印象的です。
高額な買い物となる車のレビューを事前に確認できると、安心して車選びをすることができますね。
日本酒とビールを製造し、レストラン経営を手がける石川酒造へのインタビュー動画です。
Google JapanのGoogleマイビジネスで利用できるサービスの紹介や、どれだけ集客数に変化があったのかを知ることができます。
Googleマイビジネスの管理画面の映像を入れることで、視聴者は活用の具体的なイメージを浮かべることができます。
女性向けのフィットネスジムに通うお客様へのインタビュー動画。
フィットネスジムの入会のきっかけや、通ってから感じているプログラム・空間の魅力が伝わるので、これから入会を検討する方に寄り添った構成になっています。
後半はインストラクターの方のインタビューに切り替わり、どんな方が指導してくれるのか見えているため安心感にも繋がります。
注文住宅を購入した夫婦へのインタビュー動画です。
生涯で一番高額な買い物にもなり得る住宅をどこに任せて依頼するか悩む方が多いと思いますが、他社とどういう部分を比較検討したのか、なぜそこで注文をしたのかなど、実際に購入に至った経緯なども確認できます。
住宅選びには貴重な意見ですよね。
弊社が制作を担当させていただいた税理士法人のインタビュー動画です。
顧問先のお客様へのインタビュー動画から、リアルな声を聞くことができます。
お客様の「気軽に相談できる」というコメントからは、安心感が伝わってきますね。
商品プロモーションと令和4年度の参加企業募集時の告知向けとして、2021-2022年に開発に取り組んだ企業5社へのインタビューから、商品ができるまでの道のりや想いを表現しています。
制作に込められたストーリーや背景など「動画だからこそ伝えられること」にポイントを絞って表現しています。
お客様インタビュー動画のメリットや作成時のポイント、活用事例をご紹介してきました。
お客様インタビュー動画は商品やサービス、そして企業の魅力を発信する効果的なツールです。
集客や売上アップ、さらにはブランディングにも役立つ上、目的に合わせて様々な表現ができるのが魅力です。
弊社(リプロネクスト)ではお客様インタビュー動画の企画から制作・発信までをサポートいたしますので、より詳しく知りたい方はこちらから実績をご覧ください。