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Googleストリートビュー(インドアビュー)とは?活用方法や導入事例&作り方を紹介

Googleストリートビュー(インドアビュー)とは?活用方法や導入事例&作り方を紹介

【最終更新日:2022年10月31日】

店舗や会社のプロモーションをインターネットで行う現代。

実際の施設やお店の雰囲気を感じ取ってもらうために、Googleストリートビュー(インドアビュー)の導入をお考えの方もいらしゃるのではないでしょうか。


Googleストリートビューは、集客力アップ/採用ツール/利便性の向上など幅広い用途で企業やお店が導入しています。

しかし、

「インドアビューを導入するメリットとは?」

「実際にどんな風に活用されているんだろう」

などの疑問もあるかと思います。

この記事では、インドアビューを導入するメリットと活用方法、自作する際の流れなどをまとめてご紹介します。

インドアビューについての疑問を解消したい方に向けて「よくある質問」にもお答えしているので、ぜひ参考にしてください。

1.Googleストリートビュー(インドアビュー)とは

インドアビューはWeb上で施設内を360度見渡し、空間の雰囲気を感じとれるサービスです。

ユーザーは撮影ポイント内を自由に移動できるため、実際にその施設を歩いているかのように見渡すことが可能になります。

Google検索から確認ができるほか、ホームページへの埋め込みや二次元バーコードを使って紙媒体への掲載、イベント会場での施設紹介など幅広く活用できます。

こんなシーンで活用されています

・住宅展示場の紹介
・ホテル・旅館の紹介
・飲食店、美容室、クリニックの集客ツール
・採用活動としてオフィスの紹介
・公共施設の利便性の向上
・観光地の紹介

2.インドアビューを導入するメリット4つ

では、インドアビューを導入するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは4つのメリットをご紹介します。

  • リアルな雰囲気届けられる
  • Googleサービスに連動
  • 活用方法が様々
  • ユーザーの安心感に繋がる

2-1.リアルな雰囲気を届けられる

施設内を360°見渡せるインドアビューは、まるでその場所にいるかのような体験の提供が可能。
そのため施設のリアルな情報を、ユーザーにそのまま届けられるのです

2-2.Googleサービスに連動

インドアビューはGoogleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)に連動して表示されます。

Googleビジネスプロフィールとは、GoogleマップやGoogleの検索結果に表示される情報のこと。検索結果画面に表示されるのでユーザーの目に留まりやすくなり、初めての方にも興味を促すきっかけになるでしょう。

そのため、リアルな雰囲気を多くの人に見てもらえる可能性が高まります。

2-3.活用方法が様々

インドアビューの活用方法は様々です。主な活用方法は下記の通り。

  • 自社のホームページへ掲載
  • SNSで発信
  • 二次元バーコードの発行
  • イベント

インターネットから情報を得る人が多い中、企業も自社サイトを所有していることが常識になっています。サイトにインドアビューを埋め込めば、訪問したユーザーに施設・店舗の雰囲気をすぐに見てもらえます。

また、二次元バーコードの発行も可能。チラシやパンフレットなどの紙媒体に掲載すれば、対象ユーザーに合わせたアプローチが可能です。

インターネットから紙媒体まで幅広く活用できるのです。

2-4.ユーザーの安心感に繋がる

インドアビューなら「ここはどんな雰囲気だろう…」というようなユーザーに対して、安心感を届けられます。

その場にいるかのようにぐるりと見渡せるので、ホームページの情報だけでは伝わりにくい雰囲気も届けられるでしょう。

また、「実際のイメージと違った…」というようなギャップを防ぐためにも空間に目が行きやすくなり、店舗であれば従業員の意識向上も期待できます。

3.インドアビューの活用方法4選

続いて、インドアビューの活用方法をご紹介します。

  • ホームページへの埋め込み
  • SNSでの発信・拡散
  • QRコードの発行&紙媒体への掲載
  • 提案ツールとして活用

3-1.ホームページへの埋め込み

インドアビューは、iframe(アイフレーム)を使用してホームページへ埋め込みが可能です。

専門的な知識がなくても簡単に施設内の紹介ができるので、写真や文字だけでは伝えづらい雰囲気を紹介するにはおすすめです。

弊社にお問い合わせをいただく場合も、「Webサイトのリニューアルと同時にインドアビューを掲載したい」とういうお問い合わせが多いです。

他社とは違うプロモーションをしたいという方におすすめです。

3-2.SNSでの拡散

SNSでの拡散 イメージ

インドアビューを掲載したことを、SNSで発信できます。

既にSNSでお客様との繋がりのある店舗であれば、簡単に拡散が可能です。また、初めて店舗を知った方であれば、直接施設内の雰囲気を知ってもらえるので、魅力を最大限に伝えられるでしょう。

3-3.二次元バーコードの発行&紙媒体への掲載

QRコードの発行&紙媒体への掲載 イメージ

インドアビューは二次元バーコードを発行して、名刺や店内のポップ、パンフレットなどに掲載できます。
大学や専門学校などの教育機関であれば、パンフレットやチラシに二次元バーコードを掲載し、資料請求をいただいた方にも学校のリアルな雰囲気を届けられます。

3-4.提案ツールとして活用

パソコン画面やプロジェクター投影を使用してインドアビューデータを表示すれば、イベントや提案ツールとして活用できます。

採用活動/オープンキャンパス/工場紹介など、文字や写真だけでは伝えにくい情報をリアルに届けることが可能に。

施設は持ち運びができないので、データとしてや提案ツールとしてなど幅広い活用ができます。

4.インドアビューの導入事例6選

それでは、インドアビューを導入した企業の事例を見てみましょう。

ここでご紹介するものは全て弊社で撮影した事例になります。様々な施設で撮影したものを紹介しますので、それぞれチェックしてください。

  • LAND(飲食店)
  • 専修大学(大学)
  • アオーレ長岡(複合施設)
  • にいがた乳腺クリニック(クリニック)
  • ノモトホームズ(ハウスメーカー)
  • L&Bヨシダ税理士法人 (税理士法人)

4-1.LAND(飲食店)

2018年に新しくオープンした新潟県三条市にあるカフェ「LAND(ランド)」は、築100年以上のクリニックをリフォームしたお店です。どこか異国の世界を感じられる店内の雰囲気も、インドアビューでは十分に伝えられます。

▶︎▶︎LAND(ランド)の事例紹介はこちら

4-2.専修大学(大学)

専修大学は、東京都千代田区・神奈川県川崎市にキャンパスを構える私立大学です。リアルなオープンキャンパスが難しい中でも、インドアビューを導入することで、自宅からキャンパス内を見ることができます。

インドアビューでは16階全てのフロアを見ることができますので、詳しく見たい方は下記のリンクから体験してください。

▶︎▶︎専修大学の事例紹介はこちら

4-3.アオーレ長岡(複合施設)

新潟県長岡市にあるシティホールプラザ アオーレ長岡は、プロバスケットボールチーム「新潟アルビレックスBB」の試合会場になったり、イベントが実施されるなど、多くの方に愛されている施設です。

インドアビューからは会場の広さがリアルに感じられるので、イベント前などにチェックすることで気持ちが高まりそうです。

下記リンクからは、ホールのインドアビューも見ることができます。ぜひそちらも体験してください。

▶︎▶︎アオーレ長岡の事例紹介はこちら

4-4.にいがた乳腺クリニック(クリニック)

新潟県新潟市にある「にいがた乳腺クリニック」です。

「にいがた乳腺クリニック」のGoogleインドアビューでは待合室から診察室まで、院内の様子を見ることができます。クリニックや病院は事前に施設内を把握しておくことで、初診の方はもちろん、通院中の方も安心して通えますね。

また、ホームページにもGoogleインドアビューが埋め込まれており、他の情報と合わせて院内の雰囲気を知ることができます。

▶︎▶︎にいがた乳腺クリニックの事例紹介はこちら

4-5.ノモトホームズ(ハウスメーカー)

「ノモトホームズ」は、新潟県新潟市にある工務店です。一人ひとりに合わせた設計・施工方法を行うことを大切にしており、温かみのある空間からはその雰囲気が伝わってきます。

インドアビューでは、木で作られた空間を360度体験できます。

2階、3階と他のフロアも見ることができるので合わせてご覧ください。

▶︎▶︎ノモトホームズの事例紹介はこちら

4-6.L&Bヨシダ税理士法人 (税理士法人)

「L&Bヨシダ税理士法人 新潟オフィス」は新潟市にある税理士法人で、創業50年の実績と丁寧な対応が強みの税理士事務所です。

税理士事務所を探す際には「安心感」を求める方も多いのではないでしょうか。

空間を360度見渡せるインドアビューなら顧客先に安心感を伝えられるだけでなく、オフィスを公開することで採用強化にも繋がります。

▶︎▶︎L&Bヨシダ税理士法人の事例紹介はこちら

5.インドアビューは自分で撮影できる?必要な道具は?

結論からお伝えしますと、インドアビューの撮影は自分で行うこともできます。

撮影・掲載自体は、スマートフォンアプリがあれば誰でも可能です。

では「会社に依頼するのと自分でやるのでは何が違うの?」気になるところですが、大きな違いは「画質」です。スマートフォンで撮影すると写真が重なってしまったり、画質が暗くなってしまうことがあります。

弊社でも「自分でやってみたけど、時間もかかり画質も悪いのでプロに依頼したい」というご相談をいただきます。

とはいえ、「画質よりもまずは自分で試したい!」という場合は挑戦するのもおすすめです。

6.インドアビューを自作する流れ

「インドアビューを自分で作りたい!」という方に向けて、ここでは自作する流れをご紹介します。

まず、制作するには下記のものが必要です。

  • 360度撮影できるカメラ
  • 三脚
  • スマートフォン
  • Googleストリートビューアプリ

これらを用意できたら、早速撮影していきます。

6-1.カメラで撮影する

インドアビューの撮影は、360度カメラを使用します。より格安で済ませたい場合は、レンタルも可能です。

撮影は、カメラとスマートフォンをWi-Fiで接続し、三脚で固定。Googleストリートビューアプリを使ってカメラを操作し、撮影していきます。

6-2.編集する

撮影した映像を、Googleストリートビューアプリで編集します。

編集で行うのは主に2つ。

  • ぼかしを入れる
  • 撮影地点の設定を行う

プライバシー保護のために、人物の顔にぼかしを入れます。ぼかしを入れ終わったら、Googleマップに登録した場所情報と先ほど撮影した画像を紐付けます。

6-3.公開する

Googleストリートビューアプリの「Googleマップに公開する」を選択します。選択後、Googleの審査が通ればインドアビューの公開は完了です。

Googleのポリシーに反した場合は公開されないこともあるので、事前にチェックしておきましょう。

▶︎▶︎Googleストリートビューのポリシーについてはこちら

7.インドアビューを認定パートナーに依頼するメリット

認定パートナーとは、Googleインドアビュー(ストリートビュー)のチェック項目をクリアした個人、または法人のことを指します。

ここでは、認定パートナーにインドアビューを依頼するメリットを3つご紹介します。

  • 作成技術が高い
  • コストを削減できる
  • 短時間で制作できる

7-1.作成技術が高い

認定パートナーのいる代理店は、インドアビュー専用のカメラや編集技術、知識のノウハウをもっています。

パノラマ画像のズレなく、スムーズに移動できるインドアビューを制作するには、高い技術が必要です。

より高品質なインドアビューを制作したい場合は、認定パートナーに依頼すると良いでしょう。

7-2.コストを削減できる

一般の方がインドアビューを制作すると、カメラの導入や撮影、編集にコストがかかります。

撮影費用はかかりますが、一度依頼して撮影すればランニングコスト(月額費用)や更新料はかかりません。

長期的な利用を考えると、自作するよりもコストを抑えて高品質なインドアビューを制作できます。

7-3.短時間で制作できる

インドアビューの専門知識やノウハウを持つ認定パートナーは、短時間で撮影できます。

撮影スペースの規模によって前後しますが、比較的短時間で撮影できるので、「すぐにインドアビューを導入したい」とお考えの場合におすすめです。

8.インドアビューの初期費用や制作料金はいくら?

インドアビューはランニングコストや年間更新料がかかりません。撮影と編集を行い掲載すれば、半永久的にご使用いただけます。

Googleストリートビュー価格表
・価格は全て税込表示です。
・室内は1〜3メートル間隔、屋外は3~5メートルおきに撮影します。

9.インドアビューの制作フロー

リプロネクストにご依頼いただいた場合の、Googleストリートビュー(インドアビュー)の制作フローを順番にご紹介します。

  1. サービスの説明
  2. 撮影ポイントの打ち合わせ
  3. 撮影
  4. 編集
  5. 公開
  6. 公開後のサポート

では、詳しくご紹介していきます。

9-1.サービスの説明

まず初めに、Googleストリートビュー(インドアビュー)についてのご説明を行います。

特に「どういう部分を期待しているか?」「導入後の活用はどういう方法があるか?」については費用対効果を上げていくためにも重要な部分なので丁寧に説明するように心がけています。

9-2.撮影ポイントの打ち合わせ

Google社の基本的な規定はありますが、できる限りオーナー様のご要望に合わせて撮影ポイントを決めていきます。

オーナー様が利用者様に見ていただきたい部分と、私たちが利用者様の立場で知りたい部分について意見を伝えた上で、撮影箇所を決定。
また、撮影箇所を拝見させていただくと同時に、映ってはいけないものはないかどうかのチェックも行います。

9-3.撮影

当社は高品質な360度カメラを使用しての撮影を行います。

継続的に見ていただく画像のため、光の調整など細やかな気配りを心がけています。撮影時間は広さにもよりますが、1~3時間程度で終わる場合がほとんどです。

9-4.編集

三脚を消す、明るさの調整、ポイント間の結合などの編集をしていきます。

編集ソフトはPremiere ProやHugin。向き/三脚を消す/ぼかしを入れる/明るさの調整を行い、専用ソフトでポイント間の結合を行っています。編集期間はおよそ1~3週間です。

9-5.公開

編集が終わればいよいよ公開です。完成後はGoogle検索/Googleマップに公開。

撮影〜公開まではポイント数や時期によって前後しますが1~3週間で行っております。お急ぎの場合は事前にお伝えいただければ、出来る限り早めに対応いたします。

▶︎▶︎関連記事:完成編! Googleストリートビュー完成までの道のり【ノモトホームズ様】

9-6.公開後のサポート

Googleストリートビュー(インドアビュー)の公開後の活用方法やご質問にも対応しております。


PRをしていきたいというご要望でWebマーケティングやインターネット広告などのご相談をいただくことも多いので、ご不明点などありましたらお気軽にこちらからお問い合わせください。

10.インドアビューの導入に関してよくある質問

インドアビューを初めて導入する際は、疑問点や不安も多いでしょう。

最後に、インドアビューの制作に関するよくある質問と回答をご紹介します。
インドアビューを安心して制作するためにもぜひ、参考にしてください。

Q.撮影費用が無料と言われたのですが本当でしょうか?

インドアビューの撮影はGoogleの社員ではなく、資格を取得している会社が行うので、完全無料ということはありません。

「無料で撮影します」という話があっても、実際には撮影は無料だけど掲載費用は有料、もしくはインドアビューは無料だけど他のサイトの登録が必要ということもあります。

もし、営業で「無料で撮影します」という話があったら、「サービス全て無料ですか?」「オプションに入る必要はありますか?」と確認しましょう。

Q.認定パートナーに依頼した場合、撮影時間はどれくらいかかりますか?

店舗・施設の規模によっても前後するので、詳しくはこちらからお問い合わせください。

Q.Googleマップに掲載されるまでに、何日くらいかかりますか?

撮影が終了してから約1週間ほどで掲載できます。

※撮影のボリュームによって変動します。

Q.企業や店舗は必ずインドアビューを掲載しなければいけませんか?

Googleとしては、インドアビューの掲載をすることを推奨はしていますが、強制することはなく、Google社員が無理やり契約させようとすることはありません。

基本的には、Googleストリートビューの資格を取得している代理店がお店・会社に紹介することになります。

しかし、一部の会社がインドアビューを活用して利益を上げるために、全国のお店・会社に電話をかけることもあるので注意が必要です。

Q.自社ホームページに掲載することはできますか?

可能です。

インドアビューは埋め込み機能があり、撮影した場所を好きな角度に調整して掲載できます。また、ホームページ以外にもSNSでの拡散や二次元バーコードを発行して紙媒体に掲載するなど、活用方法も多数あります。

Q.インドアビューの著作権は誰に付与されますか?

撮影をご希望されたビジネスオーナー様が持つことが可能です。

ただし、Googleサービスに掲載されるため掲載制限を行うことはできません。

Q.スマートフォンやタブレットからもインドアビューを見れますか?

パソコン・スマートフォン・タブレット上で確認できます。
※Googleの仕様により、スマートフォンの場合に一部の機能が使えない可能性があります。

Q.そもそもインドアビューの効果はあるのですか?

インドアビューに対するネガティブな意見を見るとサービスに対するものは少なく、営業に対するものがほとんどです。

・営業がしつこい

・説明もなく買わされた など

反対に、弊社アンケートでは8割以上の方がインドアビューを導入して良かったと答えていただいています。

11.まとめ

インドアビューは施設内を360°表示できるので、施設や店舗内を紹介する際に最適なサービスです。導入の際は、費用や掲載時のメリットを理解した上で活用しましょう。

弊社では、インドアビューの撮影から公開、導入後のサポートまで行っています。疑問点やご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください。

Lipronext編集部
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リプロネクストのサービスに関連するお役立ち情報などを日々配信中。