
インターネット広告の市場が年々伸びていますが、理由の1つに広告の費用対効果がわかりやすいことがあげられます。
電通グループが2019年2月に発表した「2018年 日本の広告費」によると「インターネット広告媒体費」は、1 兆 4,480 億円(前年比118.6%)で成長を続けていますが、広告種別を見ると検索連動型広告とディスプレイ広告で全体の8割を占めているようです。
検索連動型広告とは?
検索連動型広告とは、検索エンジンでユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示する広告です。
ディスプレイ広告とは?
ウェブサイトやアプリ内に表示されるテキスト・画像・動画の広告です。バナー広告と表現することも多い。
2つの特徴は、広告のクリックから指定のウェブサイトに行き、どれくらいの人が商品を購入したかなどが数字として現れます。このわかりやすさが明確になっていると企業としては、広告予算をどれくらいをかければ、いくらの収益を生むかを計算しやすくなります。
では、中小企業・お店がネット以外の広告効果を測るにはどうしたら良いでしょうか。
例えば、こんな疑問が出ると思います。
今回はこれらの広告効果があったかを測る指標として簡単に見ることができるグーグルマイビジネスのインサイト機能について紹介していきます。
目次
実際にグーグルマイビジネスの機能を紹介する前に、ネット広告以外の媒体の効果を測るのが難しい理由を共有したいと思います。
例として、地域のフリーペーパーに広告出稿したことを考えてみます。フリーペーパーに掲載後に来店がかなり増えればわかりやすいですが、普段と比べて微増だった場合に「これってフリーペーパーの効果なの?それともたまたま?」と疑問に思います。
余裕があれば来店した顧客全員に何を見てきましたか?と聞ければ理想ですが、それは難しいですよね。
このフリーペーパーがインターネット広告と同様にいつ見られて/検索する人が増えて/問い合わせをしてくれているのか?を知ることができれば、ポスティングと比べて効果はどっちがあるのか?そもそも、紙媒体はもう効果がないのか?が明確になります。
グーグルマイビジネスを知らない方はこちらへ
①ユーザーがビジネスを検索した回数。
②ビジネスの検索に使用された検索語句
③ユーザーがビジネスを検索したGoogleサービス
④ユーザーの反応(ウェブサイトへのアクセス、ルートの検索、電話をかける、メッセージの送信)
⑤ルートのリクエスト(どこの地域から来店しているか?)
⑥電話(何曜日に何回電話がきているか?)
⑦写真の閲覧数
各データに関しては、実際にグーグルマイビジネスを見てもらえると理解がしやすいと思いますが、広告効果を確認する部分で言うと①ユーザーがビジネスを検索した回数と③ユーザーがビジネスを検索したGoogleサービス④ユーザーの反応辺りをみればある程度はっきりします。
初めてGoogleマイビジネスを活用する人は最初は単純に、広告を実施して1週間後にグーグルマイビジネスのデータを見るだけで大丈夫です。
ここで「ユーザーがビジネスを検索したGoogleサービス」が伸びていれば、検索している人がいる=興味ある人がいる=広告効果があったというイメージです。
広告を実施した1週間後に何も反応が現れなければ、他の広告に切り替えた方が良いかもしれません。
今回は、広告を実施した結果としてグーグルマイビジネスで指標を見るという紹介でしたが、グーグルマイビジネスは指標を見る以外にも集客に活用できるツールが多くあります。
集客を実施したい会社・お店であれば是非、積極的に活用することをおすすめします。