「eスポーツ」という言葉、最近よく耳にすることが多くなってきましたよね。でも、eスポーツについて何となくイメージはつくけど、「実際はどうなの?」「eスポーツで競うゲームにはどんなゲームがあるの?」「いつから始まったの?」という疑問を持つ方も多いのでは?
そこで今回は、eスポーツに詳しくない方向けに優しく紹介していきたいと思います!
「eスポーツ」とは、「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」の略で、主にコンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦を娯楽や競技として捉える際の名称です。いまや世界中に1億人以上の競技人口を有しているというから驚きですね。
ここで注意してほしいのは、コンピューターゲームやビデオゲームは全てeスポーツなのかというと、そうではありません。eスポーツは「競技性」が重視されます。ここでの競技性とは、知識・経験の蓄積が勝敗に影響することや、対戦相手やその時の状況によって戦略を練る必要があることなどのことを指します。
例えば、音ゲーと呼ばれるようなものは、知識・経験の蓄積は勝敗に影響するが、逆に譜面が決まっているので同じ動作を再現すれば高得点をとれる仕組みになっているので競技性が十分とは言えません。
リアルのスポーツのように、相手によって状況が変わり、戦略を練る必要があり、練習の質や量が勝敗に大きな影響を与えるようなゲームタイトルが、eスポーツとして認められ、アスリート(ゲーマー)からの人気を集めています。
1980年以降、日本ではセガや任天堂、sonyと言ったメーカーが、ゲームセンターによく置いてあるようなアーケードゲームを開発し、数多くの大会が開催されていたことがeスポーツの源流であると言われています。
海外ではしばらくするとゲームの大会の賞金で生活するプレイヤーが登場し始めます。また、1997年には、最初のプロフェッショナルリーグ「Cyberathlete Professional League」が立ち上がっていました。
その後、2000年台になってから日本で「eスポーツ」という言葉が徐々に使われ始めるようになりました。そして、2007年頃から日本のeスポーツ界も盛り上がりを見せ始めました。2010年には「ウメハラ」選手が日本で初めてプロゲーマーとなったり、2015年日本eスポーツ協会設立を皮切りにeスポーツに関連する組織もできはじめ、eスポーツが大きな注目を集めるほどポピュラーなものになりました。
スポーツと聞くとなんだか肉体的な競技のことを連想しますよね。しかし、体を動かすのではなく、頭を動かし、競っています。
eスポーツで競っているのは、長時間の集中力やそれを生み出すための体力、また瞬時の判断を行う瞬発力や判断力など非常に様々な力が必要なんです。
「競技性」の高い、eスポーツゲームが国内外で注目を集めています。
そのうちのほんの一部ということで3タイトルだけご紹介したいと思います。
こちらは全くゲームをやったことない方でも一度は耳にしたことのあるタイトルだと思います。カプコンが1987年に開発・稼働した、対戦格闘型ゲームの中心的存在ですね。
技を繰り出し、相手にヒットすることで相手の体力ゲージが減っていくというスタンダードなスタイルの格闘ゲームです。
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世界中で1億2500名ものユーザーを誇り、今大流行しているバトルゲーム。互いに建築物を建設しながら戦うという独自のアクションを実装しているのが特徴です。2019年には世界大会が実施されるなど、今注目のタイトルなんです。
YouTubeにもフォートナイトを実況プレイする動画が数多くアップロードされており、その影響もあって若い世代を中心に人気を博しています。
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こちらは、実際のプロサッカーをモチーフにした作品。世界各国のプロサッカーリーグに所属するチームや実名選手が登場するのが特徴です。その競技性の高さから2004年よりバーチャルのほうでもFIFA公認のワールドカップが開催されています。
こちらが他のサッカーゲームと違う部分は、11onというモード。このモードではオンライン上のプレイヤーが一人ひとり別のポジションをこなし、あたかも現実のサッカーをしているかのようなオンライン協力プレーを楽しむことができるんです。
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いかがでしたか?
徐々に盛り上がりを見せているeスポーツ。オリンピックの正式種目を目指す動きもあるほどなんです。
eスポーツ選手は非常に高いレベルの集中力が必要です。
素早く状況を理解し、判断し、戦略を練る…そんな1秒も目が離せない戦い、目の前で見てみたいと思いませんか?