
VRゴーグルの代表格といえば「Meta Quest2」のような、頭に装着するタイプの高性能ヘッドマウントディスプレイでしょう。
しかし最近では、展示会のノベルティやイベントグッズの配布用として使える、ダンボール製・紙製のオリジナルVRゴーグルも活用されています。
そこで今回は、ノベルティやグッズ用のオリジナルVRゴーグルを制作してくれる会社とともに、導入メリット・活用事例などをまとめて紹介していきます。
VRゴーグルの導入をご検討中の方や、VRコンテンツを持っているけど活用方法に悩んでいるという方は参考にしてください。
目次
VRゴーグルは「PlayStation VR」や「Oculus Quest」などの本格的なものから、ダンボールや紙素材の簡易的なものまで種類は様々。
本格的なものは数万円〜と高額なため複数台の用意にコストがかかってしまいますが、ダンボールや紙素材のVRゴーグルは組み立てが簡単。そのうえ制作会社によってはデザインできたり、形状が変更できるなどオリジナリティーを出せるため、グッズやノベルティとして人気があります。
このようなタイプの多くは、スマートフォンでVR映像を読み込み、ゴーグルに装着するだけで体験できる仕様です。
そんなVRゴーグルですが、「二眼VRゴーグル」と「一眼VRゴーグル」の二つのタイプに分類されます。ここでは各タイプの特徴を紹介します。
レンズが二つタイプのVRゴーグルで、一眼タイプと比べるとより没入感の高い体験ができるのが特徴。PSVRやOculusシリーズをはじめ、段ボール製のVRゴーグルも双眼鏡のようにレンズが二つついている二眼VRゴーグルがほとんどです。
こちらのVRゴーグルは年齢制限があり、7歳以上のユーザーが対象となります。リアルな体験を届けたい場合や、ビジネスイベントのノベルティにおすすめです。
レンズが一つタイプのVRゴーグルです。
VR酔いが心配な方や、小さなお子様から高齢者まで幅広い層の方が使用できます。年齢制限がないので、子供も参加するイベントやファミリー向けイベントに最適なVRゴーグルです。
一眼モデルと二眼モデルの違いは以下の通りです。
違い | メリット | デメリット | |
一眼モデル | 一つの画面を視聴 | 小さい子供でも目や脳に影響なく楽しめる | 臨場感が落ちる |
二眼モデル | 二分割された違う画面を視聴 | 立体的な映像で臨場感を味わえる | 視聴後の疲れが一眼よりも大きい |
VRゴーグルは日々進化を続けており、スマホ用VRゴーグルも様々なタイプが登場しています。中でもグッズやノベルティとして重宝されているのは、紙製やダンボール製のもの。
専用のプリントを施して配布することができるので、会社名やブランドデザインをアピールしやすいのが魅力です。ここでは、企業がプロモーション用としてVRゴーグルを選ぶ際のポイントを紹介していきます。一言で表すと価格と質のバランスを見極めながら選ぶことがポイントです。
紙製のVRゴーグルはとにかく安く配布することができますが、何回か使用すると折れたり傷や汚れが付いてしまうため、継続的な利用が難しいです。とにかく費用を抑えてイベントで1回だけの利用などであれば問題ありません。
ダンボールVRゴーグルの場合は、価格を抑えながらも品質も大切にしたいという方向けです。ダンボール製だと通常の使い方であれば数ヶ月以上は利用することができ、表面にPP(光る)加工を行っている会社であれば、傷や汚れが付く心配もありません。費用も大切だけど、企業ブランドも大切にしたい場合におすすめです。
弊社で制作しているのは、こちらダンボールタイプ。無料サンプルの配布も行っていますので、詳細をご覧になりたい方はVRゴーグルの制作事例をご覧ください。
さらに、おすすめのスマホVRゴーグルをまとめて紹介している記事もあります。他の種類も気になる方はぜひ参考にしてください。
オリジナルVRゴーグルを企業が導入するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、下記の3つのメリットを解説していきます。
では、一つずつ見ていきましょう。
まず一番のメリットは、制作したVRコンテンツを気軽に、多くの人に届けられると言う点です。高性能ヘッドマウントディスプレイをイベントや展示会で複数台用意するとなるとコストがかかる上、基本的に、使用中は他の人が体験することはできません。
ですが、簡易的なVRゴーグルであれば、配布することで複数名の方が同時に参加できますし、持ち帰って好きな時に好きな場所で体験してもらうこともできます。
場所や時間の制約なく、多くの人に届けられるので、例えば、住宅展示場で配布した場合、帰宅してから両親や親戚にもコンテンツを見てもらうことで、同じようにイメージを共有することができるのです。
オリジナルVRゴーグルは、スマートフォンがあれば誰でもVR体験が可能です。組み立ても簡単なものがほとんど。
ヘッドマウントディスプレイで体験の場合は、サポートスタッフを用意したり、一人あたりの準備時間が必要となります。
しかしオリジナルVRゴーグルなら説明を読めばご自身で準備ができるので、遠方の方へ届けたり、グッズとしてECサイトでの販売なども可能です。
VRゴーグルは、VRコンテンツと統一感のあるデザインで制作することでコンテンツへの期待や理解へと繋がります。
例えば、VRライブ配信のグッズ用VRゴーグルにアーティストの写真を入れたり。企業の採用向けコンテンツであれば、企業ロゴやキャラクターの形にすることで、印象的な仕上がりとなり連動感を表現できます。
このように、オリジナルのデザインを施したVRゴーグルを導入すると、企業や商品のPRに最適なツールとなります。独自のデザインを施すことで、親しみやすいVRゴーグルに仕上がるでしょう。
ここからは、グッズ&ノベルティ用のオリジナルVRゴーグルを制作している弊社の制作事例をご紹介いたします。
警視庁様でVRゴーグルをノベルティとしてご活用いただいております。VRコンテンツも採用活動向けに同時に3本の制作(警察学校紹介/警察学校1日体験/警視庁の仕事1日体験)をさせていただきましたが、新しいプロモーションとして今でもご継続いただいております。
▶︎▶︎警視庁様の制作実績はこちら
建設会社の株式会社興和様に導入いただいた一眼タイプのVRゴーグルノベルティです。建設現場は危険が伴うため社員研修や採用活動としてご活用いただくように制作させていただきました。
▶︎▶︎株式会社興和様の制作実績はこちら
株式会社JTBコミュニケーションデザイン様、株式会社JTB沖縄様と共に「沖縄世界遺産PR」オリジナル一眼VRゴーグルを制作させていただきました。
こちらのVRゴーグルの側面にはQRコードを掲載し、VRコンテンツがすぐに体験できるようになっています。
▶︎▶︎株式会社JTBコミュニケーションデザイン様、株式会社JTB沖縄様の制作実績はこちら
株式会社ナレッジライフ様ではオリジナル二眼VRゴーグルの制作をさせていただきました。こちらのVRゴーグルと合わせて住宅展示場のVRコンテンツの制作も担当し、スマートフォン上でもリアルに木の家の良さを体験することが可能になっています。
新潟県小千谷市のリアルな魅力を、国内外の幅広い層に向けて訴求するプロモーションコンテンツとして、VR・360度コンテンツとイベント配布用のノベルティVRゴーグルを制作しました。おぢやイメージキャラクターの「よし太くん」を前面に配置したデザインで、ゴーグルを覗けばよし太くんに変身できる遊び心のあるデザインに仕上げました。
VRゴーグルの上部には二次元バーコードがあり、スマートフォンで読み取るとすぐにVR映像を楽しめる仕様です。
▶︎▶︎小千谷市の制作実績はこちら
新たに始動したVR事業のPRツールとしてオリジナルVRゴーグルを制作。展示会でお客様にVRを体験してもらうノベルティとしてや、クライアント様向けの営業ツールとしてご活用いただいています。
こちらも本体の側面に二次元バーコードを掲載しているので、スマートフォンで読み込んですぐにVRゴーグルで360度映像を体験できます。
全体を黒でまとめることで、スタイリッシュな印象に仕上がっています。
▶︎▶︎TSP太陽株式会社様インタビュー記事はこちら
▶︎▶︎TSP太陽株式会社様の制作実績はこちら
弊社では、ご希望の形をデザインして制作するキャラクター型オリジナルVRゴーグルも制作しています。ただキャラクターをプリントするだけでなく、特徴を生かして立体的にデザインできる点が魅力。ここでは導入事例を紹介します。
東京電力ホールディングス様の公式キャラクター「エコロン」をメインに制作したキャラクター型VRゴーグルです。
VRゴーグルをもらった時や組み立てている時から楽しくワクワクするような、可愛らしいVRゴーグルになればと思い、制作させていただきました。
自宅でもVR体験をしてもらえるようにと、イベントに訪れた方に配布されたノベルティとしてご活用いただいています。
▶︎▶︎東京電力ホールディングス 様【キャラクター型オリジナルVRゴーグル制作】
東京の警視庁様の、内定者向けに配布するキャラクター型オリジナルVRゴーグルを制作・納品させていただきました。
警視庁様のVRゴーグルは、第二弾で警視庁様のマスコットキャラクター・ピーポくんを全面に出したデザインに。内定者の方やご家族に親近感を持っていただけるような、少し遊び心をプラスしたVRゴーグルです。
また、コンテンツに関しては継続して内定者の皆さんに体験をいただいています。
▶︎▶︎警視庁様【キャラクター型オリジナルVRゴーグル制作事例】
出典:CyStore
続いては「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトスポット」のゲームと連動したグッズとして誕生したオリジナル型VRゴーグル。
こちらのキャラクター型VRゴーグルはキャラクター2種(うさ・ぴにゃこら太)に加え、通常盤の3種展開で販売されていました。
「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトスポット」内の「VR VIEW」で使用すれば、臨場感満載の会話劇を体験することができます。
▶︎▶︎アイドルマスター シンデレラガールズ VRゴーグル 販売ページはこちら
株式会社建設技術研究所様よりご依頼いただき、大分県湯布院町の観光PR向けにバス型のVRゴーグルを制作しました。
湯布院で導入実証事業が行われているグリーンスローモビリティー車両「ノルク」を模したデザインで、親しみやすさが感じられるバスのボディを表現しました。
二次元バーコードがあるので、読み込むことで専用のVR動画を閲覧することができます。こちらは観光案内所等でイベント時にご活用いただく予定です。
▶︎▶︎株式会社建設技術研究所様【キャラクター型VRゴーグル制作】
続いて、VRゴーグルを制作できる会社を6社ご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
素材:ダンボール製
まずは、Googleが提供するVRヘッドセット「Google cardboard」です。
「Google cardboard」最大の特徴は、段ボールVRゴーグルを作るための仕様書が無料公開されていること。段ボール、輪ゴム、レンズ、マグネットテープを揃えれば誰でも一から自作することができます。これらの材料は100円ショップにも売られているので、手軽に入手可能です。
また、見た目がユニークな製品版のヘッドセットも売られており、1,000円程度と比較的手に取りやすい価格帯です。Amazonや公式サイトから製品版Cardboardを購入できます。
【制作可能なVRゴーグル】
・二眼VRゴーグル
▶︎▶︎Google cardboard 公式サイトはこちら
素材:段ボール製
ノベルティ用VRゴーグルで認知度No.1と言えばハコスコではないでしょうか。ダンボール製VRゴーグルの特許を取得し、個人や法人問わず多くの方々に利用されています。
VRプロモーションに必要なゴーグルの注文を受け付けており、オリジナリティある段ボールVRゴーグルを製作することが可能。
また、ハコスコでは段ボール製VRゴーグルを一眼・二眼と用途に合わせて制作することができ、両方とも折りたたみが可能なモデルもあるので、持ち運びにも便利です。
また、ハコスコの専用アプリでは企業から一般ユーザーまで、数多くの動画が配信されていて、様々なジャンルのVR動画を楽しむことができます。
【制作可能なVRゴーグル】
・一眼VRゴーグル
・二眼VRゴーグル
▶︎▶︎ハコスコ 公式サイトはこちら
出典:Seesaaa BLOG
素材:段ボール製
続いては、100円ショップのセリアで購入することができる段ボールVRゴーグル。山田科学が提供しており、100円とは思えない臨場感を味わえるハイクオリティなVRゴーグルとなっています。
音量などを調節するボタン機能がついていないシンプルな構造で、誰でも簡単に組み立て可能です。段ボールキットとマジックテープのみが付属しているので、企業ロゴを貼ってイベントやノベルティグッズとしても利用できるでしょう。
【VRゴーグルタイプ】
・二眼VRゴーグル
素材:段ボール製
日本トラストテクノロジーが提供している段ボールVRゴーグル。
4〜5.5インチの大きさのスマートフォンに対応しており、滑り止めやヘッドストラップがついているので、手を離しながらの視聴が可能です。
さらに、ゴーグルと顔の接触部分にはフィットクッションがついており、光の侵入を抑えて映像に集中することができます。皮脂の付着も防ぐことができるので、段ボールにシミが出来にくい点も嬉しいポイント。カラーはブラックも含めた2種類、お値段は500円とお手頃なのも嬉しいですね。
【制作可能なVRゴーグル】
・二眼VRゴーグル
出典:小松印刷株式会社
素材:紙製
サービスページには「待ってました、この価格!すべての人にVRを。」と紹介されているだけあり、素材も紙製でコストカットの意識が徹底されています。一眼VRゴーグルをとにかく安くという場合におすすめです。
サイズもS・M・Lの3種類が用意されており、用途に合わせて選べます。
【制作可能なVRゴーグル】
・一眼VRゴーグル
最後に、リプロネクストの段ボールVRゴーグルをご紹介します。弊社では一眼・二眼と用途に合わせたオリジナルVRゴーグルの製作が可能です。
ビジネスイベントでのノベルティやグッズとしてもご利用いただいておりますが、オリジナルキャラクター型VRゴーグルの制作も可能です。企業のキャラクターやスマホVRゲーム用に販売するなど、ブランドイメージを大切にしたい法人の方におすすめです。
VRを初めて体験される方が簡単に組み立てられるように、1つのパーツで組み立てられる仕様となっています。無料サンプル配布も行なっておりますので、ぜひ一度、お試しにご覧になってみてください。
【制作可能なVRゴーグル】
・一眼VRゴーグル
・二眼VRゴーグル
ダンボールVRゴーグルの魅力は、誰でも気軽にVRを体験できて、低価格でオリジナリティのあるゴーグルが作れること。素材も軽いのでお子様も安心して使用できます。
オンラインでも企業/商品/イベントなどをリアルに伝えたいというニーズに対しては、スマートフォンVRやノベルティ用VRゴーグルでプロモーションの幅が広がります。
リプロネクストではオリジナルVRゴーグルを制作しています。詳しくは価格帯も紹介しているこちらのページをご覧ください。
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