
VR元年と呼ばれた2016年から、VRはエンタメ業界だけでなく様々な分野にその活用は広がっています。その中でも今回注目したいのは「美容×VR」。
今、若い世代を中心に韓国の美容文化に関心を持つ人が増えていたり、男性の脱毛・化粧なども一般的になりつつあったりと、人々の美容意識は高まっています。
そんな、美容業界では、VRがどのように活用されているのか。今回は、「美容×VR」の最新事例をお伝えいたします!
目次
「美容」と一口に言っても、かなり幅の広い業界です。メイク、ヘアメイク、ボディメイク…など、様々な分野が存在します。それぞれの事例は他の分野でも応用可能。そんなところも想像しながら、美容×VRの可能性について、考えるきっかけになったら嬉しいです。
まずは、美容師教育を行うVRコンテンツ。手掛けるのは、株式会社iii代表であり、大人気美容師の寺村優太さん。
このコンテンツでは、トップレベルの美容師の手元が映し出されます。その手先を真似ていくことでその技術を習得していくということなんです。
VRでは、映像をただ見るのではなく、その世界に「没入」します。トップレベルの手先が目の前に映し出され、それを真似ようと没頭することで短時間で技術を身に付けることが出来る教育カリキュラムとなっています。
■寺村優太 美容師教育VRで世界を変える男 Twitterはこちら
美容室のマーケティングとしても、VRは活用が始まっているんです。
一流モデルが、店頭にある商品を使ってどのようにメイクしているのかをVRで体験することができたら、お客さんの購買意欲はかなり高まりそうですね。
こちらは、資生堂が2020年7月にオープンさせた「バーチャルストア」。webからアクセスし、VR空間を自由に回遊することができます。そして、詳細を見たいアイテムにカーソルを合わせると紹介動画を見ることができます。
さらに、そのままECサイトに移動し購入することも可能。
家からでも、実際に来店したような体験が可能で、そのまま購入できるなんて、人々のこれからの購買行動は大きく変わっていきそうですね。
■資生堂バーチャルストアはこちら
■ICAROSのHPはこちら
いかがだったでしょうか。
美容関係者の教育や、マーケティングなど、あらゆる目的に沿って様々な活用のされ方がありましたね。
リアルな「体験」ができるVR。
美容業界だからこそ、その活用にはまだまだ可能性が広がっている気がします。今後の動向に期待ですね!